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グリーン・ナイト [Blu-ray]
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ジャンル | ファンタジー |
フォーマット | Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | デヴ・パテル, ショーン・ハリス, バリー・コーガン, ジョエル・エドガートン, アリシア・ヴィキャンデル |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 130 分 |
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商品の説明
【封入特典】
解説ブックレット(16P)
【特典映像】
■グリーン・ナイト:ドキュメンタリー
■グリーン・ナイト:メイキング
■グリーン・ナイト:衣装
■装飾の技術:タイトル・デザイン
■魔法の専門家:視覚効果
■解説動画(日本語ナレーション:大塚明夫)
■日本版予告編(ナレーション:水島大宙)
『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』『ピーター・パン&ウェンディ』の監督×ヒット作続きのスタジオA24!
誰も見たことのない映像美と壮大な世界観で描く、本格ファンタジー!!
【作品内容】
中世文学の最高傑作との呼び声も高い14世紀の作者不明の叙事詩「サー・ガウェインと緑の騎士」は、「指輪物語」の作家J・R・R・トールキンが現代英語に翻訳し、広く読まれてきた。
この魅惑的な原典を、自分の内面と向き合って成長してゆく若者の幻想的で奇妙な冒険物語へと大胆に脚色したのは、『ピーター・パン&ウェンディ』(4.26公開)、『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』で知られるデヴィッド・ロウリー監督。
示唆に富んだ斬新な映像と、ファンタジーを舞台装置としてロウリー監督が紡ぐ、野望と挫折、愛と欲望の物語は「魔法にかけられたように美しい」と世界中の評論家や観客から絶賛を浴びた。
未熟でどこか頼りないガヴェインを魅力的に演じるのは『スラムドッグ$ミリオネア』や『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』のデヴ・パテル。
第88回アカデミー賞®にて『リリーのすべて』で助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルが、一人二役の難役を演じている。
他にジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンなど個性派俳優たちが脇を固める。
『ミッドサマー』や『ライトハウス』などジャンル映画をアートの域まで高め、世界各国で大ヒット中の『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』が話題のスタジオA24が贈る、最も美しく、最も壮大な本格ファンタジーである。
【作品ポイント】
★『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』『ピーター・パン&ウェンディ』の監督×ヒット作続きのスタジオA24!
誰も見たことのない映像美と壮大な世界観で描く、本格ファンタジー!!
★デヴ・パテル(『スラムドッグ$ミリオネア』)、アリシア・ヴィキャンデル(『リリーのすべて』)、ジョエル・エドガートン、ショーン・ハリス、バリー・コーガンら、個性派俳優が集結!!
★「指輪物語」の作者J・R・R・トールキンを魅了し、中世文学の最高傑作とも呼ばれる原典を映像化。
約1000年の時を超え、過酷で、幻想的な、すべての人を惹きつける冒険譚が誕生!
★セル版限定の特典として、オリジナルブックレット(ブルーレイ・DVD共通)を封入!
解説動画やメイキング映像など、DVDには約40分、ブルーレイには約139分収録予定!
★第56回全米映画批評家協会賞(最優秀撮影賞受賞)他計22の賞を受賞!
各国の批評家&観客から賞賛を浴び、さらに日本の著名人たちからも絶賛コメント多数!!
【あらすじ】
すべては首切りゲームから始まった――
アーサー王の甥であるサー・ガウェインは、まだ正式な騎士ではなかった。彼には人々に語られる英雄譚もなく、ただ空虚で怠惰な日々を送っていた。
クリスマスの日。アーサー王の宮殿では、円卓の騎士たちが集う宴が開かれていた。
その最中、まるで全身が草木に包まれたような異様な風貌の緑の騎士が現れ、“クリスマスの遊び事”と称した、ゲームを提案する。その挑発に乗ったガウェインは、彼の首を一振りで斬り落とす。
しかし、緑の騎士は転がる首を堂々と自身で拾い上げると、「1年後のクリスマスに私を捜し出し、ひざまずいて、私からの一撃を受けるのだ」と言い残し、馬で走り去るのだった。それは、ガウェインにとって、呪いと厳しい試練の始まりだった。
1年後、ガウェインは約束を果たすべく、未知なる世界へと旅立ってゆく。
気が触れた盗賊、彷徨う巨人、言葉を話すキツネ・・・生きている者、死んでいる者、そして人間ですらない者たちが次々に現れ、彼を緑の騎士のもとへと導いてゆく。
【キャスト】
デヴ・パテル(声の出演:岩崎諒太)『スラムドッグ$ミリオネア』
アリシア・ヴィキャンデル(声の出演:大橋彩香)『リリーのすべて』
ジョエル・エドガートン(声の出演:中務貴幸)『キング・アーサー』
ショーン・ハリス(声の出演:西垣俊作)『ミッション:インポッシブル』シリーズ
バリー・コーガン(声の出演:水野駿太郎)『ダンケルク』
【スタッフ】
監督・脚本・編集:デヴィッド・ロウリー(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
編集:ジョイ・マクミロン(『ムーンライト』)
撮影:アンドリュー・ドロス・パレルモ(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
音楽:ダニエル・ハート(『ピーター・パン&ウェンディ』)
美術:ジェイド・ヒーリー(『A GHOST STORY/ア・ゴースト・ストーリー』)
【Blu-ray仕様】
2021年/アメリカ・カナダ・アイルランド/カラー/本編130分+特典映像139分/16:9[1080P Hi-Def] ビスタ/2層/音声1.オリジナル英語 DTS-HDマスターオーディオ5.1ch 音声2.日本語吹替 DTS-HDマスターオーディオ2.0ch/字幕1.日本語字幕 字幕2.日本語吹替用字幕/1枚組
※内容・仕様は変更となる場合がございます。
© 2021 Green Knight Productions LLC. All Rights Reserved
発売元:トランスフォーマー
販売元:TCエンタテインメント
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 梱包サイズ : 17.2 x 13.4 x 1.2 cm; 100 g
- EAN : 4571519919511
- メディア形式 : Blu-ray, 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 130 分
- 発売日 : 2023/7/5
- 出演 : デヴ・パテル, アリシア・ヴィキャンデル, ジョエル・エドガートン, ショーン・ハリス, バリー・コーガン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : TCエンタテインメント
- ASIN : B0C1BCJX6L
- 原産国 : アメリカ合衆国
- Amazon 売れ筋ランキング: - 42,763位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 382位外国のファンタジー映画
- - 4,300位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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王と魔女の非嫡出子であるガウェイン(デヴ・パテル)はミサへ愛する売春婦のエセル(アリシア・ヴィキャンデル)を連れて行く等,憎めないが放埒な生活を送っていた。
クリスマス、王(ショーン・ハリス)に隣席に招かれた感激していると、王が余興を求める中、全身が緑化した大柄な騎士~グリーン・ナイト(ラルフ・アイネソン)が現れ、自分と勝負し、傷を付けた者に祝福を与えるが、1年後、自分を見つけ出し,今度は同じ傷を受ける様要求する。
円卓の騎士達が逡巡する中、ガウェインは名乗り出て、武器を捨ててひざまずいた緑の騎士の首を打ち落としてしまう。
平然と首を拾って「では一年後」と言い残し、約定の戦斧を残して去る騎士。
周囲の喝采・賞賛を浴びるがガウェインは1年後、今度は自分が首を落とされる身となる事に気付き唖然とする。
翌年のクリスマス間近、王や魔女で授けられた授けられた武具や馬、魔除けの護符付きの帯を身につけ、緑の騎士が居る緑の礼拝堂を探す旅に出るが、直ぐに盗賊の若者(バリー・ゴーガン)に身ぐるみを剥がされてしまう…。
彼の不名誉に塗れた旅はまだ始まったばかりである。
我が国でも有名なアーサー王と円卓の騎士の登場人物、サー・ガウェインを主役とした中世の作者不明の作品「サー・ガウェインと緑の騎士(ガウェイン郷と緑の騎士)」を基とした主人公の成長を描くファンタジー。
最近注目のA24スタジオ製作です。
ロウリー監督の意向で敢えてアーサー王に関する物語である事を曖昧にし、大胆に脚色した為か余り話題にならなかったのは残念ですが、アーサー王伝説を知らなくても充分に楽しめる傑作でした。
見事なキャスト、衣装、撮影、視覚効果、音楽、撮影にロウリー監督の業前を加えた本作、途中少し眠くなる所も有りますが、それすら心地良い物で、何度も観たくなる不思議な滑らかさ、温もりが有ります。
観賞後に、胸に灯りが点る気が致します。
少し性的な描写や残酷なシーンは有りこそすれ、老若男女隔てなく大いにお薦めです。
インド系のパテルにガヴェインを演じさせた事に少し懸念がありましたが、大変なカリスマがある俳優に成長していて驚きました。
感情移入が出来るお調子者の若者から苦悩に満ちた終盤部への変身はお見事です。
(この後、特典について触れています。ご自身でご覧になる前に知りたく無い方は飛ばして下さい)
【特典映像】
1. グリーン・ナイト:ドキュメンタリー 約65分
時系列に沿って撮影の様子を撮ったドキュメンタリー。
一部インタビューも挿入されますが現場の様子をト書無しで収めた印象です。
スタッフ、キャスト、プロデューサーを含めた現場の雰囲気の良さを感じさせます。
2. グリーン・ナイト:メイキング 約35分
ローリー監督を主な語り部としてパテル、ヴィキャンデル、ジョエル・エドガードン、ラルフ・アイネソンが自分の役柄と互いについて語ります。
撮影監督アンドリュー・ドロス・パレルモ、美術 シェイド・ヒーリー、衣装のマウゴシャ・トゥルジャンスカ,音楽の他にエル・ハート等、本作を支えた優秀なスタッフの談話も。
3. グリーン・ナイト:衣装 約11分
衣装担当のマウゴシャ・トゥルジャンスカが本作で使用された衣装の詳細について語ります。
特に2でも語られた材料についての驚きの証言付きです。
最近の映画の衣装はこんな所に迄気を使うのかと。
女王役のケイト・ディッキーが本編内でも印象的だったクリスマス晩餐会衣装を着てとても嬉しそうにしている様子が微笑ましいです。
4. 魔法の専門家:視覚効果 14分36秒
・視覚効果スーパーバイザー:エリック・センドン(WETA DIGITAL)
作品内の緑の騎士や巨人、溝口ばりの360度回転シーンについても語っています。
・視覚効果スーパーバイザー:ニコラス・アッシュ・ベイトマン(MAERE STUDIOS)
多用されたディジタル・マット・ペインティングについて主に紹介されています。
5. 装飾の技術:タイトル・デザイン 7分53秒
本作の特長として巻頭や場面転換の際に昔ながらのロゴ、タイトルが多用されていますが、
そのフォントから色彩に関するこだわりをタイトル・デザイナーのテディ・ブランクスが語ります。
6. 日本版予告編(ナレーション:水島大宙) 2分
7. 解説動画(英語) 3分15秒
8. 解説動画(日本語ナレーション:大塚明夫) 3分15秒
やや曖昧な本作を視聴者に解りやすく紹介するショート・ムーヴィーです。
最初にご覧になる前に観ても良い内容です。
日本語吹替えが付いているのは嬉しいですが、英語字幕が無いのが少し残念です。
【特典ブックレット】
最近、めっきり減った紙の16頁ブックレットが付いています。
1. KEY WORD
「A24とファンタジー映画」等、本作を理解する助けとなる20のキーワードについてライターのキシオタカシ氏が書いています。
2. スティル写真4枚。
3. プロダクションノート 6頁 結構詳細です。
4. 寸評集
5. キャスト・スタッフ

王と魔女の非嫡出子であるガウェイン(デヴ・パテル)はミサへ愛する売春婦のエセル(アリシア・ヴィキャンデル)を連れて行く等,憎めないが放埒な生活を送っていた。
クリスマス、王(ショーン・ハリス)に隣席に招かれた感激していると、王が余興を求める中、全身が緑化した大柄な騎士~グリーン・ナイト(ラルフ・アイネソン)が現れ、自分と勝負し、傷を付けた者に祝福を与えるが、1年後、自分を見つけ出し,今度は同じ傷を受ける様要求する。
円卓の騎士達が逡巡する中、ガウェインは名乗り出て、武器を捨ててひざまずいた緑の騎士の首を打ち落としてしまう。
平然と首を拾って「では一年後」と言い残し、約定の戦斧を残して去る騎士。
周囲の喝采・賞賛を浴びるがガウェインは1年後、今度は自分が首を落とされる身となる事に気付き唖然とする。
翌年のクリスマス間近、王や魔女で授けられた授けられた武具や馬、魔除けの護符付きの帯を身につけ、緑の騎士が居る緑の礼拝堂を探す旅に出るが、直ぐに盗賊の若者(バリー・ゴーガン)に身ぐるみを剥がされてしまう…。
彼の不名誉に塗れた旅はまだ始まったばかりである。
我が国でも有名なアーサー王と円卓の騎士の登場人物、サー・ガウェインを主役とした中世の作者不明の作品「サー・ガウェインと緑の騎士(ガウェイン郷と緑の騎士)」を基とした主人公の成長を描くファンタジー。
最近注目のA24スタジオ製作です。
ロウリー監督の意向で敢えてアーサー王に関する物語である事を曖昧にし、大胆に脚色した為か余り話題にならなかったのは残念ですが、アーサー王伝説を知らなくても充分に楽しめる傑作でした。
見事なキャスト、衣装、撮影、視覚効果、音楽、撮影にロウリー監督の業前を加えた本作、途中少し眠くなる所も有りますが、それすら心地良い物で、何度も観たくなる不思議な滑らかさ、温もりが有ります。
観賞後に、胸に灯りが点る気が致します。
少し性的な描写や残酷なシーンは有りこそすれ、老若男女隔てなく大いにお薦めです。
インド系のパテルにガヴェインを演じさせた事に少し懸念がありましたが、大変なカリスマがある俳優に成長していて驚きました。
感情移入が出来るお調子者の若者から苦悩に満ちた終盤部への変身はお見事です。
(この後、特典について触れています。ご自身でご覧になる前に知りたく無い方は飛ばして下さい)
【特典映像】
1. グリーン・ナイト:ドキュメンタリー 約65分
時系列に沿って撮影の様子を撮ったドキュメンタリー。
一部インタビューも挿入されますが現場の様子をト書無しで収めた印象です。
スタッフ、キャスト、プロデューサーを含めた現場の雰囲気の良さを感じさせます。
2. グリーン・ナイト:メイキング 約35分
ローリー監督を主な語り部としてパテル、ヴィキャンデル、ジョエル・エドガードン、ラルフ・アイネソンが自分の役柄と互いについて語ります。
撮影監督アンドリュー・ドロス・パレルモ、美術 シェイド・ヒーリー、衣装のマウゴシャ・トゥルジャンスカ,音楽の他にエル・ハート等、本作を支えた優秀なスタッフの談話も。
3. グリーン・ナイト:衣装 約11分
衣装担当のマウゴシャ・トゥルジャンスカが本作で使用された衣装の詳細について語ります。
特に2でも語られた材料についての驚きの証言付きです。
最近の映画の衣装はこんな所に迄気を使うのかと。
女王役のケイト・ディッキーが本編内でも印象的だったクリスマス晩餐会衣装を着てとても嬉しそうにしている様子が微笑ましいです。
4. 魔法の専門家:視覚効果 14分36秒
・視覚効果スーパーバイザー:エリック・センドン(WETA DIGITAL)
作品内の緑の騎士や巨人、溝口ばりの360度回転シーンについても語っています。
・視覚効果スーパーバイザー:ニコラス・アッシュ・ベイトマン(MAERE STUDIOS)
多用されたディジタル・マット・ペインティングについて主に紹介されています。
5. 装飾の技術:タイトル・デザイン 7分53秒
本作の特長として巻頭や場面転換の際に昔ながらのロゴ、タイトルが多用されていますが、
そのフォントから色彩に関するこだわりをタイトル・デザイナーのテディ・ブランクスが語ります。
6. 日本版予告編(ナレーション:水島大宙) 2分
7. 解説動画(英語) 3分15秒
8. 解説動画(日本語ナレーション:大塚明夫) 3分15秒
やや曖昧な本作を視聴者に解りやすく紹介するショート・ムーヴィーです。
最初にご覧になる前に観ても良い内容です。
日本語吹替えが付いているのは嬉しいですが、英語字幕が無いのが少し残念です。
【特典ブックレット】
最近、めっきり減った紙の16頁ブックレットが付いています。
1. KEY WORD
「A24とファンタジー映画」等、本作を理解する助けとなる20のキーワードについてライターのキシオタカシ氏が書いています。
2. スティル写真4枚。
3. プロダクションノート 6頁 結構詳細です。
4. 寸評集
5. キャスト・スタッフ

この物語も類に漏れず、
“戒め” が色濃いダークファンタジー。
良くも悪くも出会いはあるものの、孤独な旅。
でも、時代背景、騎士への道、葛藤 …
何となく「ドラクエ」の世界を連想。
そう言えば「●●の巨人」も見かけた ?
ちょっとしたシーンや問答をどう読み解くのか、
よく分からない難所もあったけど、
今に繋がる古の哲学、大人向きのお伽話です。
ハリウッド映画に騎士ものは掃いて捨てるほどある。アクセスも容易だが、どれ一つを取っても食い足りない。シャッキリしない。どこか違和感が残るのである。
その中世騎士物語とやらが、余りに親切設計・余りに説明過剰だと、フワーッとしたロマン成分が薄まってしまう。
キャラの内面に立ち入り過ぎると、現代アメリカ人が中世にタイムスリップしたみたいに成ってしまう。
ムキムキマッチョのアクションシーンをフィーチャーしようものなら、西部劇と寸分たがわぬ映画に成る。
今日、私は「中世の騎士さま」の決定版に出会った。
視覚イメージと雰囲気の把握が目的なら、これ一本見れば十分だ。
説明的なセリフが全く無い映画である。
キャラは立っているが、その内面に踏み込まない。「説明責任を果たそうとしないハムレット」みたいで、よそよそしく感じられる。
この映画は、観客を平然と疎外するのだ。
それでもグッと来るのは、目が離せなくなるのは、第一には、画面の絵コンテの切り方が、うまいからだ。
俳優は墓石みたいに寡黙だが、シーン全体が雄弁にセリフを語っているのだ。
第二に、特撮をフル活用した細部へのこだわり。
神は細部に宿る。芝居でも、「どうでもいい部分」のアラは、客の目には妙に目立ってしまうものである。
この剣は、ここでキラリと光らなければならない。
このシーンでは、斧は血で汚れていなければならない。
王さま・お妃さまは、肩が凝りそうな重たくてゴツい冠を、常時アタマに載せていなければならない。
美女の白骨死体と言うものは、すべからく、こうでなければならない。
若者を誘惑する妙齢の人妻は、ドレスの胸元が、べろーんと開いていなければならない。
エトセトラ。エトセトラ。
一つ一つのこだわりが「ここまでやるぅ?」的に徹底している。
ここまで言えば察しはつくと思うが、究極の中二病映画なのである。
ただの中二病でも、行くトコまで行けば芸になる。
良い勉強をさせてもらった。
言い遅れたが、ストーリーやテーマなんて、実に、どうでもいい映画である。
テーマ主義的にしか映画を論じられない批評家は、この映画に困惑してしまうのではなかろうか。
歴史や古典文学のお勉強の積もりで、この映画を見るのも間違い。
ちゃんとした考証をお望みなら、図書館に行くべきである。
この映画の主人公・ガウェインは、だらしなくて、弱くて、カッコ悪い男である。
そういう男が、止せばいいのに試練の旅に出て、散々な目に遭わされるから、逆にカッコいいのである。応援してやりたくなるのである。
カッコ悪いことは、なんてカッコいいんだろう。
私は何も考えずに、この映画のヴァーチャルリアリティに、ひたっていた。
まるで転生もののソシャゲで、130分まるまるバトッたようだった。
見終わって、充実感と疲れとが、一度に襲ってきた。
自分、ゲームではボコボコにされちゃったけど「そこがイイんじゃない!」
注文をキャンセルしたい。
方法は?
<追記>
後日、字幕を出すことが出来ましたが、内容自体もひどい物でしたので評価はかわりません。
トールキンの小説を基にした『ロード・オブ・ザ・リング』の大人版を期待したが、低予算は仕方無いものの、脚本でもっと何とか出来なかったか。
緑の騎士の造型もショボイし、全体的にアーティスティック指向が強く、エンターテインメントに徹し切れなかった恨みが残る。
一年後のイヴェントがあるために、ラストまで歯を食い縛って観賞し続けたが、再度観直したくなるにはかなり時間が掛かりそう。