後年世界のミフネとして名声が確立する前の若き日の三船敏郎。
ギラギラとした眼つき、直情傾向、焦燥感、繊細感等々がない交ぜとなって迫って来る。
劇中、アプレゲールという言葉が出て来るが、三船敏郎演じる村上刑事、木村功演じる犯人役の遊佐どちらも復員兵という設定で、ベテラン佐藤刑事役の志村喬が割り切って犯人遊佐を追い詰めようとするに比し、屈折した心情も上手く表現され、コンビの対比も絶妙で、最後まで飽きさせない。
又、脇を固める俳優陣も千石規子や少し女性的な雰囲気の千秋實等、個人的には絶妙な按配に感じられて中々に良い。
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ジャンル | ドラマ |
フォーマット | Blu-ray, 色, 4K |
コントリビュータ | 志村喬, 黒澤明 |
販売開始日 | 2023-03-15T00:00:00.000Z |
言語 | 日本語 |
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商品の説明
真実に生き抜いてはじめてにじみ出てくる美しい微笑
黒澤明が涙で描いた人間愛
30年間無欠勤の市役所の市民課長・渡辺勘治(志村喬)はある時、自分が癌に侵されていることを知った。街へ出て羽目を外す勘治だったが、小田切とよ(小田切みき)と出会いをきっかけに心機一転、仕事に取り組んでゆく…。死に直面した男の生き方を通して、人間の真の生き甲斐を問いかける感動作。鬼気迫る演技で、志村喬は名優としての地位を確立した。
本編143分/カラー/4KSDR
音声①日本語モノラル(オリジナル)リニアPCM
字幕①日本語バリアフリー字幕
スタンダードサイズ/BD50G(2層)
映像特典:予告編/スチールギャラリー
監督:黒澤明/脚本:黒澤明/橋本忍/小国英雄/音楽:早坂文雄/製作:本木荘二郎
出演:志村喬/小田切みき/小堀誠/金子信雄/千秋実/菅井きん/宮口精二/加東大介
※BD50G(2層)となります。他は4K Ultra HD Blu-ray と同内容です。 (C)1952TOHO CO.,LTD.
登録情報
- アスペクト比 : 1.33:1
- 言語 : 日本語
- 梱包サイズ : 17 x 13.6 x 1.2 cm; 80 g
- EAN : 4988104134141
- 監督 : 黒澤明
- メディア形式 : Blu-ray, 色, 4K
- 時間 : 2 時間 23 分
- 発売日 : 2023/3/15
- 出演 : 志村喬
- 言語 : 日本語 (Mono)
- 販売元 : 東宝
- ASIN : B0BSN2ZQJM
- 原産国 : 日本
- Amazon 売れ筋ランキング: - 39,001位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 1,124位ブルーレイ 日本映画
- - 1,919位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
イメージ付きのレビュー

4 星
「生きる 4Kリマスター Ultra HD Blu-ray」を鑑賞。
古いフィルム特有のスダレ状の傷がうっすら散見するもののSDRでの暗部の階調表現は良好、コントラストの効いたクライテリオンとは真逆のシルキーで高解像度な画調とノイズレス&クリアな音声でストーリーへの没入度は高く改めて感動。
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2024年2月28日に日本でレビュー済み
旧作品なのに価格が高い、1952年の作品です
確かに黒澤明さんの作品だけど、最近の作品
と変わらない価格、東宝さん欲張りすぎ‼️
確かに黒澤明さんの作品だけど、最近の作品
と変わらない価格、東宝さん欲張りすぎ‼️
2023年11月14日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
昔のブルーレイプレーヤーしか持っていないため再生できす、しょうがないからパソコンで見ようとおもっても、やはり見られなかった。自分の持っているブルーレイプレイヤーもPCも古いからだろう、再生に対応していないようだ。
画質がきれそうだから、4K Ultra HD Blu-ray という規格があることも知らず購入した自分が悪かった。
作品は何度も見て名作なのは知っているので、このディスクでは見ていないが、☆は5です。
画質がきれそうだから、4K Ultra HD Blu-ray という規格があることも知らず購入した自分が悪かった。
作品は何度も見て名作なのは知っているので、このディスクでは見ていないが、☆は5です。
2023年3月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
『野良犬』('49)
出演∶三船敏郎、志村喬、淡路惠子、三好榮子、千石規子、本間文子、河村黎吉、飯田蝶子、東野英治郎、永田靖、松本克平、木村功、岸輝子、千秋實、菅井一郎、清水元、柳谷寛、山本礼三郎、伊豆肇、清水将夫、高堂國典、伊藤雄之助、堺左千夫
監督∶黒澤明
※今回、4Kリマスター版Blu-rayを鑑賞("4K Ultra HD"Blu-rayにあらず)。以前から所有のDVDと比べて、かなり鮮明で見やすくなったようで嬉しいです。
フィルム·ノワールというジャンルがある。この『野良犬』は、日本のフィルム·ノワールの嚆矢となった作品と言われているようだ。
"フィルム·ノワール"には、いわゆる"ハードボイルド"や"犯罪サスペンス"、"刑事モノ"などが含まれると思う。'40年代アメリカ発祥と言われ、ハンフリー·ボガート主演の『マルタの鷹』『三つ数えろ』や、ビリー·ワイルダー監督『深夜の告白』、オットー·プレミンジャー監督『ローラ殺人事件』などが、初期の代表作品のようだ。
フランスにもノワール·ブームは飛び火(?)し、ジャン·ギャバン主演『現金に手を出すな』『地下室のメロディー』ほか、ジャン=ピエール·メルヴィル監督作やリノ·ヴァンチュラ、アラン·ドロン主演作など多数の傑作が製作されている。
日本では、日米で1948年に公開されたセミ·ドキュメンタリー映画の元祖と言われる『裸の町』の影響を受けた(と言われる)『野良犬』('49)が、ジャパニーズ·ノワールの始まりということらしい。もっとも、N.Y.で映画史上初めてオール·ロケーション撮影を敢行した『裸の町』に対して、『野良犬』では、本物の闇市での隠し撮りや、後楽園球場の巨人−南海戦でのロケなどはあるが、大部分はスタジオの屋内やオープン·セットでの撮影みたいです。
米仏や、後に"香港ノワール"が大流行する香港のようには、日本のフィルム·ノワールは根づかなかったようだが、この『野良犬』や、同じ黒澤監督の『悪い奴ほどよく眠る』『天国と地獄』、野村芳太郎監督の『張込み』、内田吐夢監督の『飢餓海峡』など世界に誇れる傑作ノワールも作られている。
[物語] うだるような酷暑の夏の日、捜査一課新米刑事·村上(三船)は、射撃訓練の帰りの路線バスの中で、拳銃を掏られてしまう。急いで下車し、それらしき男を追うが取り逃がす。残弾7発が犯罪に悪用されるのでは…と焦る村上は、スリ係との協力で、ベテラン女スリ·お銀(岸)と、逃走役の男の連携犯罪と断定。スリ係の市川刑事(河村)の助力で、お銀を見つける。
シラを切り通す構えのお銀だったが、村上の執念に根負けする。お銀の口から村上は、"ピストル屋"の存在を知る。不法に入手した多数の拳銃を所持し、犯罪予備軍に貸し出しては、強盗による"収入"の何割かを戴くという"新商売"らしい。お銀がくれたヒントから、村上は困窮した復員軍人を装い、上野の闇市あたりをうろつき、ピストル屋が声をかけてくるのを待つ。
そうして拳銃の闇取引にこぎ着けた村上だが、功を焦って手先の女(千石)を逮捕したために、バックの本ボシを逃してしまう。その夜、淀橋署管内で拳銃による強盗致傷事件が発生し、条痕検査の結果、村上の銃と判明する。被害者は若い娘で、結婚資金をすべて奪われた上に、銃創を負ったという。責任を痛感し辞職願を提出した村上だが、上司の中島警部(清水)はそれを破り、淀橋署のベテラン、佐藤刑事(志村)と組んで捜査に当たるよう命ずる。
佐藤の巧みな尋問で、手先の女から、ピストル屋のボス·本多(山本)の存在と、彼が無類の野球ファンであることを知った佐藤と村上らは、試合で5万人が集まる後楽園球場に赴く。球場の販売員らの協力と、場内放送を使ったワナで、本多を逮捕する。本多が拳銃を貸与した男が、引き換えに置いていった米穀通帳から、容疑者として復員軍人の遊佐(木村)が浮かぶ。その恋人のダンサー·ハルミ(淡路)を割り出した佐藤と村上は、彼女を尋ねるが……。
欧米のフィルム·ノワールと比べても、まったく引けを取らない……いや、勝っていると思う。(個人の意見だが、)黒澤明の他の作品同様、芝居がかった舞台劇のような力んだセリフ回しが多いのが気になるが、映画の面白さを阻害するほどではない。自分が生まれる前の終戦直後の世相·風俗などは、体験的に知る由もないが、闇市·野球場などの風俗描写からは、リアリティの匂いが強烈に漂ってくるようだ。
[余談] この映画の5年後に作られることになる名作『七人の侍』のサムライ七人衆のうち4人(志村喬、三船敏郎、木村功、千秋實)が出演している。他にも、盗人=東野英治郎、庄屋の娘(?)=千石規子、村の長老=高堂國典、人足=堺左千夫らの『七人の侍』出演者が……。黒澤監督の他作品でもお馴染みの脇役が数々出ていて楽しいデス。
[余談②] 大学時代、初めてこの作品を見たのは、京橋の"フィルムセンター"の黒澤明特集でだったと思う。佐藤刑事(志村喬)が、逮捕されたピストル屋の手先(千石規子)と二人で、アイスキャンディをしゃぶりながら取調べをするシーンに感激した。というのは、ジョージ·ルーカスの『アメリカン·グラフィティ』と、ジョン·ミリアスの『デリンジャー』に、黒澤へのオマージュで、そのシーンの"マネっこ"があって、ぜひぜひ"元ネタ"が見たかったからなのです(笑)
出演∶三船敏郎、志村喬、淡路惠子、三好榮子、千石規子、本間文子、河村黎吉、飯田蝶子、東野英治郎、永田靖、松本克平、木村功、岸輝子、千秋實、菅井一郎、清水元、柳谷寛、山本礼三郎、伊豆肇、清水将夫、高堂國典、伊藤雄之助、堺左千夫
監督∶黒澤明
※今回、4Kリマスター版Blu-rayを鑑賞("4K Ultra HD"Blu-rayにあらず)。以前から所有のDVDと比べて、かなり鮮明で見やすくなったようで嬉しいです。
フィルム·ノワールというジャンルがある。この『野良犬』は、日本のフィルム·ノワールの嚆矢となった作品と言われているようだ。
"フィルム·ノワール"には、いわゆる"ハードボイルド"や"犯罪サスペンス"、"刑事モノ"などが含まれると思う。'40年代アメリカ発祥と言われ、ハンフリー·ボガート主演の『マルタの鷹』『三つ数えろ』や、ビリー·ワイルダー監督『深夜の告白』、オットー·プレミンジャー監督『ローラ殺人事件』などが、初期の代表作品のようだ。
フランスにもノワール·ブームは飛び火(?)し、ジャン·ギャバン主演『現金に手を出すな』『地下室のメロディー』ほか、ジャン=ピエール·メルヴィル監督作やリノ·ヴァンチュラ、アラン·ドロン主演作など多数の傑作が製作されている。
日本では、日米で1948年に公開されたセミ·ドキュメンタリー映画の元祖と言われる『裸の町』の影響を受けた(と言われる)『野良犬』('49)が、ジャパニーズ·ノワールの始まりということらしい。もっとも、N.Y.で映画史上初めてオール·ロケーション撮影を敢行した『裸の町』に対して、『野良犬』では、本物の闇市での隠し撮りや、後楽園球場の巨人−南海戦でのロケなどはあるが、大部分はスタジオの屋内やオープン·セットでの撮影みたいです。
米仏や、後に"香港ノワール"が大流行する香港のようには、日本のフィルム·ノワールは根づかなかったようだが、この『野良犬』や、同じ黒澤監督の『悪い奴ほどよく眠る』『天国と地獄』、野村芳太郎監督の『張込み』、内田吐夢監督の『飢餓海峡』など世界に誇れる傑作ノワールも作られている。
[物語] うだるような酷暑の夏の日、捜査一課新米刑事·村上(三船)は、射撃訓練の帰りの路線バスの中で、拳銃を掏られてしまう。急いで下車し、それらしき男を追うが取り逃がす。残弾7発が犯罪に悪用されるのでは…と焦る村上は、スリ係との協力で、ベテラン女スリ·お銀(岸)と、逃走役の男の連携犯罪と断定。スリ係の市川刑事(河村)の助力で、お銀を見つける。
シラを切り通す構えのお銀だったが、村上の執念に根負けする。お銀の口から村上は、"ピストル屋"の存在を知る。不法に入手した多数の拳銃を所持し、犯罪予備軍に貸し出しては、強盗による"収入"の何割かを戴くという"新商売"らしい。お銀がくれたヒントから、村上は困窮した復員軍人を装い、上野の闇市あたりをうろつき、ピストル屋が声をかけてくるのを待つ。
そうして拳銃の闇取引にこぎ着けた村上だが、功を焦って手先の女(千石)を逮捕したために、バックの本ボシを逃してしまう。その夜、淀橋署管内で拳銃による強盗致傷事件が発生し、条痕検査の結果、村上の銃と判明する。被害者は若い娘で、結婚資金をすべて奪われた上に、銃創を負ったという。責任を痛感し辞職願を提出した村上だが、上司の中島警部(清水)はそれを破り、淀橋署のベテラン、佐藤刑事(志村)と組んで捜査に当たるよう命ずる。
佐藤の巧みな尋問で、手先の女から、ピストル屋のボス·本多(山本)の存在と、彼が無類の野球ファンであることを知った佐藤と村上らは、試合で5万人が集まる後楽園球場に赴く。球場の販売員らの協力と、場内放送を使ったワナで、本多を逮捕する。本多が拳銃を貸与した男が、引き換えに置いていった米穀通帳から、容疑者として復員軍人の遊佐(木村)が浮かぶ。その恋人のダンサー·ハルミ(淡路)を割り出した佐藤と村上は、彼女を尋ねるが……。
欧米のフィルム·ノワールと比べても、まったく引けを取らない……いや、勝っていると思う。(個人の意見だが、)黒澤明の他の作品同様、芝居がかった舞台劇のような力んだセリフ回しが多いのが気になるが、映画の面白さを阻害するほどではない。自分が生まれる前の終戦直後の世相·風俗などは、体験的に知る由もないが、闇市·野球場などの風俗描写からは、リアリティの匂いが強烈に漂ってくるようだ。
[余談] この映画の5年後に作られることになる名作『七人の侍』のサムライ七人衆のうち4人(志村喬、三船敏郎、木村功、千秋實)が出演している。他にも、盗人=東野英治郎、庄屋の娘(?)=千石規子、村の長老=高堂國典、人足=堺左千夫らの『七人の侍』出演者が……。黒澤監督の他作品でもお馴染みの脇役が数々出ていて楽しいデス。
[余談②] 大学時代、初めてこの作品を見たのは、京橋の"フィルムセンター"の黒澤明特集でだったと思う。佐藤刑事(志村喬)が、逮捕されたピストル屋の手先(千石規子)と二人で、アイスキャンディをしゃぶりながら取調べをするシーンに感激した。というのは、ジョージ·ルーカスの『アメリカン·グラフィティ』と、ジョン·ミリアスの『デリンジャー』に、黒澤へのオマージュで、そのシーンの"マネっこ"があって、ぜひぜひ"元ネタ"が見たかったからなのです(笑)
2023年3月15日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
ps4しか再生装置がない人はお気をつけて
媒体自体の出来は最高です
媒体自体の出来は最高です
2023年4月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
黒澤明監督作品の中でも、いや日本の刑事映画モノの中でもかなり上位に入る出来だと思っている本作なのでDVDから買い換えました。
結論から言って、ぼやって若干白みがかった映像が少ししまった感じになっています。音も少しだけ良くなった気はします。
ですが、最近よくある他の映画に比べ元が元なので、ものすごくエッジがかった新作か?と間違えるような近年の名作のリマスター盤に比べれば、あまりいいとは言えない気がします。期待して買い換えようか迷われている方は、あまり期待しないで買い換えることをオススメいたします。
もちろん、作品自体は★5つなので、はじめて買われる方は4Kリマスター盤を断然おすすめします。
結論から言って、ぼやって若干白みがかった映像が少ししまった感じになっています。音も少しだけ良くなった気はします。
ですが、最近よくある他の映画に比べ元が元なので、ものすごくエッジがかった新作か?と間違えるような近年の名作のリマスター盤に比べれば、あまりいいとは言えない気がします。期待して買い換えようか迷われている方は、あまり期待しないで買い換えることをオススメいたします。
もちろん、作品自体は★5つなので、はじめて買われる方は4Kリマスター盤を断然おすすめします。
2023年1月29日に日本でレビュー済み
このソフトは、映画ファンなら必携だ。
僕は、この4K修復版を映画館で鑑賞したので断言出来る。本ソフトは今までの「生きる」のテーマの
考え方を変えてしまう程の出来栄えだと。
従来、主人公は最後に雪の中で「いのち短し」をカスれた声で歌っていると思われていた.死ぬ寸前だから当然だ。
しかし、修復された音声では、明らかに澄んた優しい声に聞こえる。黒澤明監督は、生を全うした主人公は美しく蘇った事を強調したかったのだと思う.
また、最後に主人公の遺志を継ごうとして「僕は駄目だ」という男の見上げる夕空は、信じられない程の美しさで広がる。これも今までと違う。
ここでも黒澤明監督は、彼の心は美しく変わり言葉と、裏腹に、ちゃんと主人公の思いを、受け継いでいると感じられる。
やはり当時の黒澤明監督は人間を信じていたのだ。
もちろん、以上の感想は僕個人のものだから、皆さんは実際に鑑賞して考えて欲しい.
オススメというより是非購入して欲しいソフトだ。
僕は、この4K修復版を映画館で鑑賞したので断言出来る。本ソフトは今までの「生きる」のテーマの
考え方を変えてしまう程の出来栄えだと。
従来、主人公は最後に雪の中で「いのち短し」をカスれた声で歌っていると思われていた.死ぬ寸前だから当然だ。
しかし、修復された音声では、明らかに澄んた優しい声に聞こえる。黒澤明監督は、生を全うした主人公は美しく蘇った事を強調したかったのだと思う.
また、最後に主人公の遺志を継ごうとして「僕は駄目だ」という男の見上げる夕空は、信じられない程の美しさで広がる。これも今までと違う。
ここでも黒澤明監督は、彼の心は美しく変わり言葉と、裏腹に、ちゃんと主人公の思いを、受け継いでいると感じられる。
やはり当時の黒澤明監督は人間を信じていたのだ。
もちろん、以上の感想は僕個人のものだから、皆さんは実際に鑑賞して考えて欲しい.
オススメというより是非購入して欲しいソフトだ。
2024年2月28日に日本でレビュー済み
これまでゴジラ映画や黒澤映画の4Kブルーレイを何本か観て、その高画質にビックリしていたので、この『野良犬』も期待したのですが期待したほどではなく、アレッという感じ。還暦過ぎの老人の目なので当てになりませんが……。
名作の誉れ高い映画ですが、ぼくはどうもノレなくて、正直なところあまり好きな映画ではありません。それでもソフトを手元に置いているのは、この映画にまつわる次のような思い出があるからです。
故久保田二郎氏が『手のうちはいつもフルハウス』で紹介しているエピソードですが、西武池袋線の電車の中で出くわした、その沿線のR大学の坊主頭で立派な体格、一目で体育会系と分かる学生達の会話……
最上級生らしき学生「よしっ!今日はみんな映画に連れて行ってやるぞ」
後輩の学生達「お~す。先輩、ありがとうございま~す」「何の映画に行くんですか?」
最上級生「今日は特別に黒澤明の名画だ。三船敏郎主演の “ノヨシケン” というやつだ!」
満足そうに笑みをたたえていたその最上級生こそ、のちに “ミスター・ジャイアンツ” と呼ばれることになるお方だったそうです。
ぼくが職場でこのハナシをしたら、一人の職員が周りの職員に「馬鹿だなぁNは。あれは “ヤリョウケン” って読むんですよね」
名作の誉れ高い映画ですが、ぼくはどうもノレなくて、正直なところあまり好きな映画ではありません。それでもソフトを手元に置いているのは、この映画にまつわる次のような思い出があるからです。
故久保田二郎氏が『手のうちはいつもフルハウス』で紹介しているエピソードですが、西武池袋線の電車の中で出くわした、その沿線のR大学の坊主頭で立派な体格、一目で体育会系と分かる学生達の会話……
最上級生らしき学生「よしっ!今日はみんな映画に連れて行ってやるぞ」
後輩の学生達「お~す。先輩、ありがとうございま~す」「何の映画に行くんですか?」
最上級生「今日は特別に黒澤明の名画だ。三船敏郎主演の “ノヨシケン” というやつだ!」
満足そうに笑みをたたえていたその最上級生こそ、のちに “ミスター・ジャイアンツ” と呼ばれることになるお方だったそうです。
ぼくが職場でこのハナシをしたら、一人の職員が周りの職員に「馬鹿だなぁNは。あれは “ヤリョウケン” って読むんですよね」