一期が素晴らしい出来で満足できるクオリティでしたので二期も購入しました。
オープニング曲は一期と同じ宇多田ヒカルのPINK BLOOD
私個人としては非常に良かった。安っぽい言い方かもしれませんが、一期のOPは曲とアニメーションが既に泣ける構成(各場面)で作られていたのでこの歌を大切にしてほしかった。
たまにあるEDはシーズンごとに変えて、OPは一貫して同じ曲をアニメーションだけ変えて流す手法…これ好きなんですよね。
歌詞も不滅のあなたへにこれ以上のものはないと思います。
肝心の内容の方も、原作のイメージを大切にそのまま美麗なアニメーションにしていて見やすく、声優の方々の熱演は非常に心を揺さぶります。当たり前ですが、フシが誰かになったときはその人物(声優)がフシの話し方をするので、流れるように変身しても違和感がない。以前と比べると俄然感情が豊かになり、苦しみも増えたフシの感情を見事に演じてくれています。
作中で好きな「ジャナンダのトナリ」やボンがマーチ(フシ)を見て「この子はこんな小さな姿で死んだのだな。さぞかしお前と一緒に大人になりたかったろうに。」と言うシーンも原作のイメージを壊すことなく、アニメーションとして色がつき声優が演じる事で深く深く心に染み渡るものになっています。
これまでも原作を何度か読み直していますが、アニメーションになって原作の細かな会話だけの一コマのシーンもクドくせずによく動くので間伸びせず、飽きさせない工夫が随所に見られますね。
今回私が一番推したいのはやはり「ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリス」
子安氏の演技はやはり素晴らしい。
90年代アニメのオカマキャラや2枚目キャラの演技で子安氏が演じているので、ひどく懐かしさと安心感を感じました。セリフの量もフシより多いと思われます。
ボンは普段感情や言い回しがジェットコースターのように起伏が激しく、しかし心に留めないといけないときはバッチリ決める…このふざけと真面目さの二面性を演じれるのは子安氏ならではだと思いますね。ちょっとしたシーンも面白おかしく演じてくれるのでボンを観ているのは非常に楽しかった。
EDの曲名は原作者が決めたそうですね。
一期が各人物をシルエットのようなアニメーションで描いていましたが、今回は各人物が恐らくあの木の周りでくつろいだり佇む姿が見られます。
原作組はあのシーンだろうなぁ、と退屈せずに見せてくれていて、劇中何年も悠久の時を継ぐ物語だということを感じさせる楽曲になっています。
長くなりましたが、限定生産だということなので私は家宝にしたくて購入しました。
今やプライムビデオや配信サービスで気軽に安価でアニメを観れる時代ですが、それでも欲しいと思える素晴らしい作品になっています。
私は購入特典が欲しかったので楽天で購入しましたが、特典が不要の方は割引価格で買えるのはかなりお得だと思います。
この素晴らしい作品を購入することでアニメ制作に携わった制作会社や監督をはじめスタッフ、声優、原作者が幸せを感じてくれることを切に願います。
三期も制作決定とのことですので楽しみにしています。