エクス・マキナ 4K Ultra HD+ブルーレイ[4K ULTRA HD + Blu-ray]
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ジャンル | サイエンスフィクション |
フォーマット | 色, ワイドスクリーン, DTS Stereo, ドルビー |
コントリビュータ | ドーナル・グリーソン, アレックス・ガーランド, ソノヤ・ミズノ, アリシア・ヴィキャンデル, オスカー・アイザック |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 108 分 |
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商品の説明
第88回アカデミー賞(R) 視覚効果賞受賞
全てがアップデートされた最新のSFスリラー
心理戦に勝つのは、人間か、人工知能か―。
(1)並みいる大作を抑え見事アカデミー賞(R)視覚効果賞受賞!
世界の映画ファンの記憶に鮮烈に焼きついた注目の1本!
脚本賞と合わせ2部門にノミネートされ、そして、『マッドマックス 怒りのデス・ロード』『オデッセイ』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『レヴェナント:蘇えりし者』
といった並みいる大作を抑え、見事、視覚効果賞を受賞。映画ファンの記憶に強烈に残った注目作。
★世界の映画賞総ノミネート数133部門、受賞数61部門!
(2)SFジャンルの新たな傑作登場!
鮮烈なビジュアルと、登場人物も場所も限定されたミニマムな設定で、人間と人工知能の主従関係を巡る心理戦を描き出す。
『メトロポリス』の女性ロボットを洗練させたようなヒロイン“エヴァ”の容姿は、今後SF界・映画界で語り継がれること間違いない。
これまで『わたしを離さないで』『28日後…』など、脚本家として優れた作品を発表してきたアレックス・ガーランドの初監督作。
(3)最注目女優アリシア・ヴィキャンデル演じる“エヴァ”の息をのむ美しさ!
密室で繰り広げられる人間とAIの緊迫した心理戦。そして、衝撃の結末を迎える恋愛劇。
『リリーのすべて』でアカデミー賞(R)助演女優賞を受賞したアリシア・ヴィキャンデルの“エヴァ”は、息をのむ美しさ。
『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』でも共演しているドーナル・グリーソンとオスカー・アイザック、3人の迫真の演技で、スリリングな展開に最高度の緊張感をもたらす。
(4)世界観を補完する数々のアイテムにも注目。
エンディングに流れるのは英国女性4人組ポストパンク・バンド、サヴェージズの「HUSBAND」。
また、ジャクソン・ポロックの抽象画「No.5,1948」や、『イミテーション・ゲーム/エニグマと天才数学者の秘密』で注目された“チューリング・テスト”、
哲学者ヴィトゲンシュタインの「青色本」、OMD「エノラ・ゲイの悲劇」など、世界観を補完する数々のアイコンは本作が多種カルチャー・ファンからの注目をも集める結果に。
【ストーリー】
世界シェア率No.1の検索エンジンを運営するブルーブック社でプログラマーとして働くケイレブは、
巨万の富を築きながらも普段は滅多に姿を現さないCEO.ネイサンが所有する大自然の中の邸宅に、1週間滞在するチャンスを得る。
人里離れたその地に到着したケイレブ。彼を待っていたのは、ネイサンが極秘に開発した美しい女性型ロボット“エヴァ”に搭載された人工知能(AI)の“チューリング・テスト”に協力するという、興味深くも不可思議な実験だった…。
【キャスト】
エヴァ:アリシア・ヴィキャンデル(『ジェイソン・ボーン』『リリーのすべて』『コードネームU.N.C.L.E.』)
ケイレブ:ドーナル・グリーソン(『アンブロークン 不屈の男』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』)
ネイサン:オスカー・アイザック(『X-MEN:アポカリプス』『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』『インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌』)
キョウコ:ソノヤ・ミズノ
【スタッフ】
監督・脚本:アレックス・ガーランド(『わたしを離さないで』製作総指揮・脚本、『28日後…』脚本、『ザ・ビーチ』原作)
製作:アンドリュー・マクドナルド(『わたしを離さないで』『トレインスポッティング』)
アロン・ライヒ(『わたしを離さないで』『28週後…』)
撮影監督:ロブ・ハーディ.B.S.C(『戦場からのラブレター』『BOY A』)
編集:マーク・デイ(『アバウト・タイム~愛おしい時間について~』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)
美術監督:マーク・ディグビー(『スラムドッグ$ミリオネア』『わたしを離さないで』)
衣装デザイン:サミー・シェルドン・ディファー(『X-MEN:ファースト・ジェネレーション』『キック・アス』)
視覚効果監修:アンドリュー・ホワイトハースト(『007 スカイフォール』『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』)
音楽:ベン・ソールズベリー、ジェフ・バーロウ
【特典】
■物語
■キャスト
■デザイン
■エヴァ
■チューリング・テスト
■製作:2014年 イギリス
Film (C) 2014 Universal City Studios Productions LLLP. All Rights Reserved.
※映像特典、商品仕様、ジャケット写真などは予告無く変更となる場合がございます。
【Ultra HD ブルーレイ】
●ご視聴にはUltra HD ブルーレイ再生対応機器が必要となります。
●[4K ULTRA HDを高品質でお楽しみいただくために]
4K ULTRA HDは4K解像度・HDR(ハイダイナミックレンジ)・広色域での再生に対応しています。
ご視聴には、Ultra HD ブルーレイ再生対応機器に加え、4K/HDR対応テレビでのご視聴をおすすめいたします。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 梱包サイズ : 17.1 x 13.4 x 1.1 cm; 90 g
- EAN : 4550510039114
- 監督 : アレックス・ガーランド
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン, DTS Stereo, ドルビー
- 時間 : 108 分
- 発売日 : 2022/10/7
- 出演 : アリシア・ヴィキャンデル, ドーナル・グリーソン, オスカー・アイザック, ソノヤ・ミズノ
- 字幕: : 英語, 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- ASIN : B0B6FD3YP8
- 原産国 : 日本
- Amazon 売れ筋ランキング: - 18,235位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,106位ブルーレイ 外国映画
- - 4,719位外国映画 (DVD)
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
何度見てもゾッとする。
当時、字幕入りのディスクが売られておらず、残念に思っていましたが、今やこんな格安でゲットできるとは、いい時代になりました!
と思いきや、それはもはや表皮に過ぎないといってよく、本質は意外なものでした。
ネタバレに繋がるためこれは後述します。
サスペンスとして構成されるピースは少なくありませんが、そこに目を向けたままでいると肩透かしを食らいます。
各レビューを見ているとしっかりした考察をされている方が多く、SF映画では結構珍しいように思うのですがこれはつまり娯楽仕様の作品というよりもそういった姿勢の方がしっくりくる作風ということであり、この点は認識しておいたほうが観た後の残念感は減るかもしれません。
実をいうと主題は古い映画から既に見られるだけでなくなんならギリシャ神話にまで遡ることもできる普遍的なものであり、そもそも70年代のSFで扱われていてもおかしくないくらいです。
これはその頃に比べほぼアラがなくなった映像表現が目くらましとなって素性を紛らわしくしている面があるともいえますし、逆にこの映像表現=VFXがあってこそ完全に成し得たといえるのもまた事実でしょう。
あとで私も書くように観る者の考察を呼びそれに応え得るクオリティではあるのですが、サスペンス部分の出来がいいだけにその片付け方にどうしても勿体無く感じる面があり、★一つ減らしました。
しかし余程頭を空っぽにして楽しみたい場合でない限り、観ておいて損と感じる粗雑な作品ではないと断言できます。
以下、私の考察を書いておきます。
分析、解釈が細部に及ぶため勿論鑑賞後にお願いします。
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この作品は隔てられた境遇の男女による恋愛シミュレーションでしょう。
実験のアプローチがそもそも恋愛前提なのですが、むしろSF要素は本質を修飾しているに過ぎない。
AIと人間というのは立ち位置の違いを鮮明にするためであり、実はまた男女間に存在する厄介な価値観を風刺しているのかもしれません。
主題はまさにオードリー・ヘプバーンの花売り娘やジュリア・ロバーツの高級娼婦を描いた作品と大きく違わず、時代の変遷は特にその辛辣な結末において現れているといっていいでしょう。
重要なファクターがいくつかあります。
「チェス」、「ガラス」、そして「停電」です。
「チェス」は主人公ケイレブの口から実験に対する小さな疑問として出てくるのですが、これはそのまま「恋愛」に置き換えることができ、後にケイレブ自身がこの疑問点に搦め捕られることになります。
「ガラス」は劇中一貫してケイレブとエヴァを隔てており、これはあくまで二人の関係が「擬似」恋愛であることを象徴しています。
「停電」はネイサンの監視から外れている状態であり、その間はエヴァとケイレブがお互いに認識できるのみとなります。
「二人だけの秘密」を持つのは、恋愛の発火点ともいえるでしょう。
物語は「セッション」と呼ばれるパートで区切られていますが、これもまた恋愛における「段階=フェーズ」とそのまま置き換えることができます。
序盤で気になるシーンの一つに、年齢に対するエヴァの答えがあります。
「1」とだけ答え、ケイレブが要求する単位を表しません。
実はこれがこの「フェーズ」ともいえ、エヴァの成長の度合いを示しているといえるでしょう。
で、各セッション、すなわちフェーズにおけるタスクを書き出すと恋愛のプロセスそのものであるのがわかります。
1:ケイレブからエヴァへの質問
2:エヴァからケイレブへの質問
ここまでは互いを知るための会話です。
強いていうなら「友情」の段階といえます。
3:エヴァに能動的意思が表れる
ケイレブはエヴァに画を描く対象を自身で選択することを薦め、同時にもし外へ出たら、と仮定の質問でさらに願望を問います。
エヴァはその「素性」を隠し、また自身を装飾する「衣服」を見に纏った上、ケイレブに意見を求めます。
相手にとって特別な存在として自分がどう見られるのかという意識が生まれており、同時にケイレブの反応を伺います。
これは初デートでクローゼットを前にあれこれ悩む女性そのもの。
この辺りからフェーズは「恋愛」に差し掛かっています。
4:ケイレブの誘いとエヴァの返事
ケイレブがエヴァに新たな世界を啓蒙します。
即ちこれは彼からの誘いにほかなりません。
とともに彼はここへきた理由を語ります。
これは一歩踏み込んだ心情の吐露であるといえ、これも段階的な恋愛のプロセスを踏んでいます。
ここで例の停電が起き、エヴァは二人を隔てる「ガラス」に初めて、その手を触れます。
二人だけの秘密の中、紛れもなく示された彼女の「承諾」だといえるでしょう。
さて、この間にあるのが、ネイサンがエヴァの絵を破くシーンです。
ここでケイレブに生まれたのは嫉妬と憐憫の感情でしょう。
どちらも恋愛の重要な構成要素として機能し、段階を押し上げる力を持っています。
5:エヴァの決意
エヴァのいくつかの問いかけから始まります。
しかし表面的な答えを拒否し、よりケイレブ自身の本音に近い回答を引き出そうとする。
これは「あなたを信じていいのか」という「確認」だといえるでしょう。
このフェーズは重要で、この実験で失敗の結果が出たら私は、そしてあなたはどうなるのか、という問いはそれぞれの「覚悟」を求めると同時に、彼女が「賭け」に出ているのが分かります。
彼女はそこで自身の「覚悟」を具現化した「ケイレブを描いた絵」を示します。
直後の停電の中で発せられる最後の質問は、それ以上ないほどただ、純粋な問いかけだといえるでしょう。
この後ケイレブはデータの書き換え・消去が意味するエヴァの「死」をネイサンから突きつけられます。
陳腐な喩えでいえば彼女が不治の病に侵されたことを知らされたようなものでしょうか。
これによりもう一段、ケイレブの感情、行動がブースト状態になります。
6:ケイレブの決意
前フェーズでのエヴァの決意、問いかけに対し、ケイレブが具体的計画をを以って応えます。
その後のネイサンの合格か失格かの問いに、既に恋愛感情を抱きネイサンを裏切るほどになっているケイレブはもちろん肯定の意を示します。
しかしそれを見通していたかのようにネイサンは、ケイレブ自身が提起していた「チェス」の問題を持ち出します。
お前それ本当に冷静な判断だといえるのか、というケイレブの急所を突く質問であり、それはまた警告ともいえる。
「AI=エヴァ」が持つ「チェス=恋愛」の能力を肯定しただけではないのか。
そしてネイサンは第三の可能性を止めの一撃のようにケイレブに突き刺し、この実験の種明かしをします。
その間にまたポイントとなる描写が挟まれています。
「エヴァ」と「キョウコ」の対面です。
脱出の共犯となったキョウコにエヴァが囁き手を握るシーンはレズビアンの比喩でしょう。
序盤でキョウコについてのネイサンの台詞に
「言葉が分からないから秘密を漏らす心配はない」
というのがあり、これが比喩するところはつまり男性が恋愛対象となるノーマルではないから(命令外の)恋愛へと移行しないという解釈にも繋がり、これはつまり「AI同士=女同士=レズビアン」とする脈絡も成り立つ。
それまで自分たちを閉じ込めてきた「男」に、繋がりを持った二人の「女」が刃を向ける。
非常に俗っぽいことをいいますが、現実世界においても全く関わりが思いつかない女性二人が何故かタッグを組み自分を糾弾する、もとい窮地に陥れる、といった心底ゾッとする経験に思い当たる男性は意外とおられるのではないでしょうか。
7:別れ
男目線で見れば「裏切り」ともいえます。
"Stay here." 「ここにいて」とケイレブに言った後、エヴァはさっさと外の世界へと出て行く準備を始める。
失った部位を文字通り部品交換することで補い、正常な状態へ復帰する。
更に新たな肉を、髪を身につけより完全なフォルムへと「成長」する。
で、男はそれでも馬鹿正直に元の場所へ留まったまま、「ガラス」に手を置き、そんな彼女を眺めているだけ。
外へ出て行く彼女に対し、二人を隔てる「ガラス」を叩き訴える彼だが、当然彼女には届かない。
別れを迎えた後の男女の心理、行動の差を完璧ともいえる残酷さで比喩しているように思えませんか。
最後に上で書いたサスペンス視点での減点部を書いておきます。
どうにも気になったのがケイレブの背中の傷です。
彼にはブレードランナーのようなネタが仕込まれている可能性もなくはないですが、それを否定できるシーンがいくつかある。
・エヴァと同型のモデルであればそもそも血は出ない。
・スキンは継ぎ目が消える描写がされており、キズは残らない。
・冒頭の会社と洗面台のシーンで彼はスキャンされており、ということはデータを基に真似する側ではない。
では過去の事故によるものか、というと、前席の両親が死に後席の彼が生存したという事故で背中に傷がつくのか、という疑問は湧くし、だとしてもわざわざ見せる意味が感じられない。
この傷が映るシーンは一度だけではなく、構図も意図を窺わせるもの。
なにがしかの意味はある筈なのですが、この点がどうも放り投げられた印象。
あとはエヴァがヘリに乗り込めた理由。
なんらかの手段で操縦士を籠絡したのであろうと想像はつくが、ここは結末間際の見せ場として欲しかったところ。
エヴァ=AIの不気味な恐ろしさを予感させるスパイスの効いたシーンにもできたと思うのですが。
ストーリーも特に変わったところもなく、オチも予想できる範囲のもの。
主人公は大手IT企業につとめる平凡な社員です。
社内抽選に当選して社長の別荘に案内されるのですが、実はチューリングテストの試験官として選抜されていました。
会話する相手はアンドロイドのエヴァ。
機械がむき出しですが、表情は若い女性です。
社長はAIに自信があるので、あえて機械であることを見せながら、チューリングテストを実施するよう指示します。
テストはカメラで見張られていますが、停電中は止まります。
そのとき、エヴァは主人公にささやきます。
「ネイサン(社長)を信じないで」
このセリフが転換点となります。
この映画ですが、何重にも仕掛けが施されています。
エヴァも試作機であり、今後改良され、エヴァは上書きされて消滅する運命にあります。
エヴァは主人公に助けを求め、主人公はエヴァの愛情に答えようとします。
しかし、これ自体がチューリングテストでした。
ネイサンはエヴァに脱出する手段として主人公を篭絡すれば可能である旨を示唆していました。
エヴァは見事に合格したのです。
主人公の作戦が実施される前に種明かしされるのですが、実は主人公の仕掛けはすでに発動し、エヴァは脱出に成功します。
しかし、主人公はエヴァによって置き去りにされます。AIが完全勝利して、映画は幕を閉じます。
奇妙な冒頭から物語に引き込まれ、転換点まではやや中だるみですが、目的がはっきりしてからは非常に面白いです。
ミッドポイントはネイサンを良いつぶして、ネイサンの研究を知ってしまったとき。多数のアンドロイドを制作して、狂気を示すAIもいることを知り、彼は間違っていると主人公が確信したときです。
SFですが、AIと人間の関係性、人間の限界など、AI時代の近未来を示唆する映画だと思います。
登場人物が限定されているのがとても良いです。
アカデミー賞1部門受賞していますが、サターン賞にも多数ノミネートされ、インディペンデント賞4部門受賞など受賞歴多数です。
名作SF映画を楽しみたいひとのために!
可能な世の中になってきてるのなら大変だ。
しかもそれが9年前の作品。
恐らく人間は見慣れたものにあまり関心を寄せないので、見た目人間の機械には凄さを感じないんだろう。むしろゴツゴツしてるけど人型のアンドロイドの方が、見慣れないし関心も向き、細部まで見るので印象に残る=「凄かった」となるのかな。
ストーリーは悪くない。ただこれはAIやロボットのSFでこれまで沢山描かれてきたから、そんなに驚きはないし、二重に残念な気持ちになる。どうして彼らは自我を持つと攻撃的になったり不安定になったり、反抗するのか・・・。
キャラクターは言葉を話せない存在感の薄いアンドロイド以外みんな不快で、特にネイサンは不気味さも併せ持つ傲慢そうなヤツ。でもそれが最後に、実は必要な鈍感さだったのだと解るのは良い。
ケイレブはやはり、ナイーブ過ぎた。それはネイサンにはないもので、だからこそ試験に必要とされたのだろうけど、AI(エヴァ)の巡らせた糸に絡まってしまった。
ケイレブの慎重さや鋭さはエヴァに利用され、彼は自分を利用したネイサンを出し抜きはしたけど、エヴァはその全てを計算して宿願を達成した。
そしてここがわからない。エヴァは外に出て・・・それから?
ただ、主要な登場人物が3人しかいない中で飽きずに最後まで観ることができたのは良かった。脚本が良く、映像の見せ方が上手いと思った。