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知りすぎた少女 [Blu-ray]

レティシア・ロマンジョン・サクソンヴァレンティナ・コルテーゼ (出演), マリオ・バーヴァ (監督) 形式: Blu-ray

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※3枚の組み合わせは自由です (DVDを3枚買ってBDをもらうのもOK!)
※応募方式・期間限定キャンペーンになります。当日消印有効。
※詳細は対象商品内に封入の専用応募ハガキをご覧ください。

登録情報

製品サイズ ‏ : ‎ 30 x 10 x 20 cm; 80 g
EAN ‏ : ‎ 4988003875169
監督 ‏ : ‎ マリオ・バーヴァ
発売日 ‏ : ‎ 2022/7/6
出演 ‏ : ‎ レティシア・ロマンジョン・サクソンヴァレンティナ・コルテーゼ
販売元 ‏ : ‎ キングレコード
ASIN ‏ : ‎ B09X1MR7HT
ディスク枚数 ‏ : ‎ 1

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モン

か弱いヒロインが挑む、謎と恐怖。お色気も。

2020年10月19日に日本でレビュー済み

Amazonで購入

ホラー映画の元祖のような監督、マリオ・バーヴァ。
確かに現在の映画と比べても犯人の動機、演出、テンポの遅さ、謎の弱さやオチなどに古臭さもありますが、時代を考えれば仕方のないことかも。昔の映画だと割り切れば、サスペンス映画として面白くみれます。

時代を考えればといえばレティシア・ロマンのヒロイン。美人だけど弱い。怖い目にあうとおびえたり、気絶したり
するのが今のやたら強いヒロインと比べて全く違います。気絶するときの太ももあらわのシーンは監督のサービスらしい（笑）

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Amazon Customer

バーバのヒッチコックタッチ

2011年1月3日に日本でレビュー済み

少女というには、いささか薹が立ちすぎのきらいがないでもないレティシア・ロマンが登場。その彼女が知りすぎてしまうのだ。殺人の目撃者となるのだ。これはホラーではない。どちらかというとヒッチコックばりのロマンティックサスペンスの部類だ。そのせいなのか、つまりバーバにそぐわないということか。日本では劇場未公開で、ＤＶＤ初見参だった。そのＤＶＤも廃盤の憂き目を見ており、なんとも恵まれない作品である。もっともバーバのＤＶＤ作品は軒並み廃盤なのだからこれに限ったことではないが。ともかく、ヒッチコックに『知りすぎた男』があるようにバーバに『知りすぎた少女』があるというわけ。スタイリッシュにホラーやスプラッターを描いて定評のバーバだが、本作品でもモノクロームの強烈なコントラストで恐怖を盛り上げる。シナリオは、ヒッチコックもどきのわりとイージーな作りで、途中、ローマの観光案内っぽいサービスも含まれるのだが、マリオ・バーバの映像表現が最後まで飽きさせない。親戚のおばあさんがいるローマに着くや、病気で伏せっていたおばあさんはその夜のうちに死んでしまう。寄り添う飼い猫が揺するベッドの死に顔が不気味だ。さらに、ジョン・サクソンの主治医を呼ぶために夜中の街に出たところを強盗にバッグを奪われ、倒れて起き上がってみると目の前で女が殺され、犯人が死体を引きずっていくところを目撃する。ふんだりけったりのヒロインだが、ここからが謎の始まりで目撃した殺人が、どうも十年前の事件であったことが判明するのだ。そして、ミステリー小説好きの「知りすぎた少女」の探偵ごっこが始まるのだ。

9人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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MAXMAN

一度見れば十分

2014年2月9日に日本でレビュー済み

主演女優は美人ではありますが、少女と言うには無理がある年齢です。
ジャーロ(イタリアの推理物)全般にいえますが、現在の日本のTVドラマと比べ、細部の設定も甘く物語は強引でレンタルで十分(なかなかありませんが)といった内容で、やはり、商業的にみれば廃盤も仕方ないと思います。
マニア、コレクターは所有する事に喜びを感じますから、作品内容は二の次で、高価でも買いますが、一般人にはオススメ出来ません。

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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susan

うー

2003年7月6日に日本でレビュー済み

僕がマリオ・バーヴァの作品の中で唯一嫌いな映画。
特にこれと言って見せ場もなく、淡々と話が進んでいきます。
ラストも何のひねりもなく普通のオチでした。
イタリアでは公開当時、ベスト・オブ・マリオ・バーヴァと
評されたそうですが、この作品の出来からしてそうは、
思えませんねー（笑）

8人のお客様がこれが役に立ったと考えています

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バベル堂

恐怖だけではない、笑いもこぼれる奇妙な味の初期ジャッロ映画の快作。これぞファンタスティック？

2023年12月28日に日本でレビュー済み

いやぁおもしろかった！「狸御殿」という無惨なもののあとの口直しに何気に観たせいもあろうが、これほど天晴なものとは予想だにしなかった（言い過ぎか）。あれだけ荒唐無稽なシチュエーションを放り投げたあとのもののみごとな回収さばきと、回収した後になお＜ひょっとして…＞と思わせるツイストぶりにうならされた。
ごく初期のジャッロ映画だが、主人公のアメリカ人少女ノーラ（二十歳の）がジャッロ小説（黄表紙本）ファンという設定。そして飛行機で隣り合わせた乗客にもらったタバコがマリファナだったという発端からしてイカレテルわけだが（ノーラが最初に着ている蛇皮のファッションも）、全篇これバーヴァ印も濃厚なシリトリ式（アルファベット式か）災難のマシンガン連射。訪ねたローマの叔母は真夜中に死去、悪天候のため電話は不通、夜道を病院へと出かけたらバッグを奪い取られ、おまけに背中にナイフを刺された婦人を長身の男が引きずっていく現場を目撃してしまう。そのまま気絶した翌朝、ノーラは目が覚める前にアルコールを飲まされたことからアル中と診断され（精神分析医はここでも居丈高）、彼女が経験したと申告することはすべて白日夢とされてしまう。偶然知り合った叔母の友人だったというラウラ夫人のもとにノーラは身を寄せるが、夫人はスイスに行く間この家に滞在してほしいと懇願。ひとり残ったノーラは逆にジャッロ魂？がかき立てられ、何とか真相にたどりつこうと積極的にかかわることを決意する。この巻き込まれ式展開が「知りすぎた男」ならぬ「知りすぎた少女」のタイトルの由来だろう。
舞台となったスペイン階段は波打つようなバロック形式で著名だが、この観光名所を「ローマの休日」とは対極的なサスペンスフルな殺人現場として実に巧妙な空間演出がなされている。そして、むしろここからの巻き返しが本篇のおもしろさの始まりで、とはいってもノーラはさらに息つくいとまなく恐怖の連鎖にみまわれる。したがって彼女の印象的な大きな目がきつく張りつめる様を何度も目撃することになるが、それはバーバラ・スティールから連続する魔術的なイメージでもある。にもかかわらず、観る者は何度もコロッと笑わされてしまう。ひとつは、叔母の主治医だったマルチェロ医師役のジョン・サクソンの生真面目すぎる青年のヘンテコな立ち居振る舞いがいちいち妙に可笑しいのと、マルチェロと居るとノーラ役のレティシア・ロマンまでがコメディエンヌぶりを発揮させられるからだ。いつの間にかノーラはストーカーばりのマルチェロと結婚する羽目におちていくが、彼と居るとノーラは恐怖からしばし離れてでもいられるのだろうか。
この戦慄と安息の交互襲来がやがてわれわれもいっしょに事件の核心へと導かれていくが、もちろん真犯人が判ったからってカタルシスが訪れるわけではない。それは夢落ちのようなエンディングで遅れて訪れるのだ。全体をひっくり返しはしても観る者を欺く“背負い投げ”とは感じさせない、むしろ物語の眩暈から目を覚まされたような効果さえ感じて知的興奮をおぼえてしまった。ノーラがなぜ朦朧とし続けたのか、またすべてが犯人の意図ではなく、偶然がまぎれこんでいて、それをも犯人の仕業と勘違いしていたとしたら…。これぞファンタスティック映画と呼びたい作品のひとつだ。

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