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ホラー・マニアックスシリーズ 第13期 第5弾 ホラー・マニアックス Legend“ハマー・フィルム・コレクション" 吸血ゾンビ -日本語吹替音声収録HDリマスター版-[Blu-ray]
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商品の説明
内容紹介
死体が歩く! 死者が叫ぶ!
燃えあがる魔教の呪いに、墓場からさまよい出る屍の群れ!
これぞ元祖ゾンビ映画! 恐怖の名匠ジョン・ギリング監督が、ハイチ渡来のミステリアスなブードゥー教の妖術を題材に描く怪奇譚。白濁した瞳の生ける屍たちの特殊メイクや不気味な動作、首を切り落とす衝撃の退治法は、後続のモダンゾンビ映画に大きな影響を与えた。墓から死人が這い出すショッキング描写、ハマー作品の常連ジェームズ・バーナードのドラムを用いたエキゾチックな音楽なども忘れ難き歴史的名作ホラーだ。
■オリジナルネガよりフルHDレストアされたニューマスター版
■TV放映版吹替音声(東京 12 チャンネル「木曜洋画劇場」版)を初収録 ※DVD未収録
※吹替音声は、一部音源の無い部分がオリジナル音声・日本語字幕となります。
■スティーヴ・ヘイバーマン(脚本家/映画研究家)による音声解説を初収録 ※DVD未収録
●ストーリー
ロンドン大学医学部のフォーブス教授(A・モレル)は、元教え子のピーター医師(B・ウィリアムズ)から奇妙な手紙を受け取る。彼が診療所を構えるコーンウォール地方の寒村で、謎の疫病による死者が続出しているというのだ。教授は娘のシルヴィア(D・クレア)を連れて現地に赴き、犠牲者の墓を掘り起こすが棺は空だった。実は村の大地主ハミルトン(J・カーソン)がブードゥー教の呪術で村人をゾンビ化し、錫鉱山の奴隷に仕立てていたのだ。やがてその魔手はシルヴィアにも伸びて…。
●キャスト
■アンドレ・モレル(『ベン・ハー』)
■ダイアン・クレア(『たたり』)
■ブルック・ウィリアムズ(『ワイルド・ギース』)
■ジャクリーン・ピアース(『蛇女の脅怖』)
■ジョン・カーソン(『ドゥームズデイ』)
■アレックス・デヴィオン(『哀愁の花びら』)
■マイケル・リッパー(『蛇女の脅怖』)
<声の出演>
フォーブス(アンドレ・モレル)=久松保夫、シルヴィア(ダイアン・クレア)=池田昌子、ピーター(ブルック・ウィリアムズ)=広川太一郎、アリス(ジャクリーン・ピアース)=北浜晴子、ハミルトン卿(ジョン・カーソン)=大塚周夫
●スタッフ
■監督:ジョン・ギリング(『蛇女の脅怖』)
■製作:アンソニー・ネルソン=キーズ(『凶人ドラキュラ』)
■脚本:ピーター・ブライアン(『吸血鬼ドラキュラの花嫁』)
■撮影:アーサー・グラント(『蛇女の脅怖』)
■編集:クリス・バーンズ(『凶人ドラキュラ』)
■美術:バーナード・ロビンソン(『吸血鬼ドラキュラ』)
■メイクアップ:ロイ・アシュトン(『吸血鬼ドラキュラ』)
■特殊効果:レス・ボウイ(『ドラゴン VS.7人の吸血鬼』)
■音楽:ジェームズ・バーナード(『吸血鬼ドラキュラ』)
■映像特典(約78分)
(1)World Of Hammer -“Mummies, Werewolves & The Living Dead"
(2)THE MAKING OF “THE PLAGUE OF THE ZOMBIES"※DVD未収録
(3)RESTORATION COMPARISON※DVD未収録
(4)劇場予告編(3種)
(5)フォトギャラリー※DVD未収録
※商品の仕様は変更になる場合がございます。
(C) 1965 Hammer Film Productions Ltd. All Rights Reserved.
◎応募者全員プレゼントキャンペーン実施!
全13のラインナップのうち、5作品購入の方全員に『墜落大空港/エイリアンドローム』カップリングサントラCDをプレゼント!
応募締切は、2022年8月5日(金)となっております。
※応募方法は商品封入の応募ハガキをご覧ください
・対象タイトル
『ヴァイラス-日本語吹替音声完全収録HDリマスター版-』
『墜落大空港-日本語吹替音声収録2Kレストア完全版-』
『リーインカーネーション-日本語吹替音声収録4Kレストア版-』
『ボーンヤード-HDリマスター版-』
『エイリアンドローム-2Kレストア版-』
『恐怖のいけにえ-日本語吹替音声収録2Kレストア版-』
『サンゲリア-日本語吹替音声完全収録4Kレストア版-』
『サンゲリア-日本語吹替音声完全収録4Kレストア版-SPECIL VERSION』
『ルチオ・フルチの 恐怖! 黒猫-2Kレストア版-』
『吸血ゾンビ -日本語吹替音声収録HDリマスター版-』
『フランケンシュタイン死美人の復讐-日本語吹替音声収録 2K レストア版-』
『蛇女の脅怖-日本語吹替音声収録 HD リマスター版-』
『凶人ドラキュラ-日本語吹替音声収録 4K レストア版-』
内容(「Oricon」データベースより)
ロンドン大学医学部のフォーブス教授は、元教え子のピーター医師から奇妙な手紙を受け取る。彼が診療所を構えるコーンウォール地方の寒村で、謎の疫病による死者が続出しているというのだ。教授は娘のシルヴィアを連れて現地に赴き、犠牲者の墓を掘り起こすが棺は空だった。実は村の大地主ハミルトンがブードゥー教の呪術で村人をゾンビ化し、錫鉱山の奴隷に仕立てていたのだ。やがてその魔手はシルヴィアにも伸びて…。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 90 g
- EAN : 4907953293519
- 監督 : ジョン・ギリング
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 1 時間 30 分
- 発売日 : 2022/6/3
- 出演 : アンドレ・モレル, ダイアン・クレア, ブルック・ウィリアムズ, ジャクリーン・ピアース, ジョン・カーソン
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 6.1 EX), 英語 (Dolby Digital 6.1 EX)
- 販売元 : Happinet
- ASIN : B09LVHBSVZ
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 40,963位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 828位外国のホラー映画
- - 4,144位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
言わずと知れたイギリスのハマー・プロダクション制作の古典ホラーの名作ですね。
原題は『 The Plague of the Zombies 』と言うことで、『 PLAGUE 』とは、疫病・伝染病・ペスト・流行・異常大発生・大襲来・やっかい物、という意味なので、訳せば『ゾンビの襲来』と言うところでしょうか?
タイトルに『吸血』とありますが、ブードゥー教の儀式で死者をよみがえらせるために、小瓶に入る程度の生前の血が必要となるために人間が血を集めるのであって、ゾンビがジョージ・A・ロメロ監督のゾンビのように人肉を食べたり、ドラキュラのように血を吸うようなことはありません。
あくまでも錫を採掘するための重労働を、お金をかけずにタダ働きさせるという目的のために奴隷化しているだけのもの。
ただし、ロメロ版ゾンビの原型になったことは間違いありません。
また、生き返らせるために使用する人形が燃えるとゾンビも燃え出すという、あくまでもブードゥー教の呪いを前面に描いているところが素晴らしい作品です。
ゾンビの退治方法は、ロメロ版ゾンビでは『脳の破壊』ですが、こちらは首を切落すというもので、当時ショッキングだとされたスコップで首を切落す残酷シーンも、今見れば編集でそれらしく見せかけているという程度。
エキゾチックな美しさを持つ女優さんであるジャクリーン・ピアースさんの首を切るなんて・・・・。
私は大好きな女優さんの一人です。ハイ。
さて日本では今まであまりソフト化されていなかったハマー作品が、いよいよブルーレイ化されるようになったのは、自分のように年配の映画ファンには嬉しい限りです。
欲を言えば、シリーズモノは順番に、年代ごとにブルーレイ化して欲しいモノです。
この映画がDVD化されたのは、もう20年ほど前になりますが、当時きれいだと感じたDVD画質も、ブルーレイに比べれば月とスッポン。
DVDでは見えなかった暗い部分も、ブルーレイで見ると本当にキレイ!
DVDで見られる被写体のエッジ部分のユラつきがなく実にシャープに見えます。
画質の違いもさることながら、DVDと比較するとブルーレイとでは画角が違っています。
いわゆるトリミングの違いですね。
DVDの方がトリミングの量が多く、上下左右のカットが多い分、被写体が一回りほど大きく見えるのが特徴です。
画面キャプチャーしてみると、画面下部に若干の黒帯が見えます。
それに対してブルーレイは、ヨーロピアン・ビスタサイズのせいでしょうか、左右に少し幅が広目の黒帯が見えるような感じです。
どちらにしてもブルーレイの方が画面の情報量が多く、ファンには嬉しい限りです。
また、特典映像も実に楽しめる内容で、十分に満足できる内容でした。
と言うことで、星5つとさせていただきました。

言わずと知れたイギリスのハマー・プロダクション制作の古典ホラーの名作ですね。
原題は『 The Plague of the Zombies 』と言うことで、『 PLAGUE 』とは、疫病・伝染病・ペスト・流行・異常大発生・大襲来・やっかい物、という意味なので、訳せば『ゾンビの襲来』と言うところでしょうか?
タイトルに『吸血』とありますが、ブードゥー教の儀式で死者をよみがえらせるために、小瓶に入る程度の生前の血が必要となるために人間が血を集めるのであって、ゾンビがジョージ・A・ロメロ監督のゾンビのように人肉を食べたり、ドラキュラのように血を吸うようなことはありません。
あくまでも錫を採掘するための重労働を、お金をかけずにタダ働きさせるという目的のために奴隷化しているだけのもの。
ただし、ロメロ版ゾンビの原型になったことは間違いありません。
また、生き返らせるために使用する人形が燃えるとゾンビも燃え出すという、あくまでもブードゥー教の呪いを前面に描いているところが素晴らしい作品です。
ゾンビの退治方法は、ロメロ版ゾンビでは『脳の破壊』ですが、こちらは首を切落すというもので、当時ショッキングだとされたスコップで首を切落す残酷シーンも、今見れば編集でそれらしく見せかけているという程度。
エキゾチックな美しさを持つ女優さんであるジャクリーン・ピアースさんの首を切るなんて・・・・。
私は大好きな女優さんの一人です。ハイ。
さて日本では今まであまりソフト化されていなかったハマー作品が、いよいよブルーレイ化されるようになったのは、自分のように年配の映画ファンには嬉しい限りです。
欲を言えば、シリーズモノは順番に、年代ごとにブルーレイ化して欲しいモノです。
この映画がDVD化されたのは、もう20年ほど前になりますが、当時きれいだと感じたDVD画質も、ブルーレイに比べれば月とスッポン。
DVDでは見えなかった暗い部分も、ブルーレイで見ると本当にキレイ!
DVDで見られる被写体のエッジ部分のユラつきがなく実にシャープに見えます。
画質の違いもさることながら、DVDと比較するとブルーレイとでは画角が違っています。
いわゆるトリミングの違いですね。
DVDの方がトリミングの量が多く、上下左右のカットが多い分、被写体が一回りほど大きく見えるのが特徴です。
画面キャプチャーしてみると、画面下部に若干の黒帯が見えます。
それに対してブルーレイは、ヨーロピアン・ビスタサイズのせいでしょうか、左右に少し幅が広目の黒帯が見えるような感じです。
どちらにしてもブルーレイの方が画面の情報量が多く、ファンには嬉しい限りです。
また、特典映像も実に楽しめる内容で、十分に満足できる内容でした。
と言うことで、星5つとさせていただきました。


















ある田舎の村で開業している教え子を、ロンドンの医学大学教授とその娘が訪ねるところから始まります。
実はその村では奇病が発生し、この数カ月、毎日のように村人が死んでいくとのこと。
訪ねて直ぐに教え子の妻が死亡、許可を得て遺体を解剖してみるのですが原因はわからずじまい。
町はハミルトンという地主が牛耳っており、どうも彼が原因の元ではないかとにらむ大学教授。
教え子と一緒にそのたくらみを暴くと・・・。
とても地味なストーリーなのですが、何故か引き付けられます。
しかも1970年8月20日に東京12チャンネル『木曜洋画劇場』で放送された日本語吹替音声が収録されています。
この吹替音声には痺れました。
上手いです、とてつもなく上手いです。
このような仕様でもっと他作品を堪能したいです。
《Herr HET(佐藤)》と《MIYAA》のストーカー的なコメントは、今のところ止んでいます。
コーンウォールの寂れた村で医師となった一番弟子のピーターからの便りが届く。
その便りによると,村で奇病が蔓延し,そに奇病に罹患すると疲労困憊してみるみるやつれ,死に至ると言う。
遺体を解剖して詳細に原因を調査しようとしても村民は因習に囚われ頑として,これに応じない。
今でも村民は村一番の大地主であるハミルトンの言葉のみに従い,彼こそが唯一の法であり掟なのだ。
教授は娘のシルヴィアを同行させ件の村に向かう。
ピーターの妻アリスとシルヴァアは友人関係にあるのだ。
アリスの顔を一目見た教授とシルヴィアは愕然とする。
彼女の顔はやつれ眼の下に隈が出来ていたのだ。
彼女も奇病に罹患したのでは…教授は原因究明の為に,ピーターに墓を暴き,解剖を強行する事を提案する。
だが教授達が,この村に着いたとき埋葬されていた墓を暴くと棺の中は空だった。
早過ぎた埋葬?いや確かに死んでいた。
その死んだ筈の男が立って歩いているのを見たと,
その男の弟であり,その手で兄を埋葬した男が証言するのであった…。
本作は1966年製作でロメロ監督の「ナイト・オブ・ザ・リビングデッド」の登場は2年後の1968年。
食人鬼としての属性がロメロによって付与される直前のゾンビとはブードゥーの呪いの力で動き,
人間の代わりに単純な重労働に従事する奴隷だった。
だが本作中,墓場で次々と立ち上がり襲って来るゾンビの姿は心底ゾッとして,
ロメロの「ナイト~」よりフルチの「サンゲリア」の大航海時代のスペインの侵略者達の墓場で,
サング(ゾンビ)が次々と立ち上がる場面を連想させる素晴らしいカットで,
ブードゥーの呪いとの関連も見落とせない。
この場面を観た「サンゲリア」のルチオ・フルチ監督…と言うよりも,
共同脚本のダルダーノ・サケッティに何らかの霊感を与えたのではないだろうか。
一方,僕は本作と同時発売された,テレンス・フィッシャー監督の「フランケンシュタイン 死美人の復讐」のブルーレイを先に視聴したのだが,
後者の方が圧倒的に話が頭に入り易く本作の話が中々頭に入らないのが気になった。
黒幕が何をしたいのかが一向に伝わって来ないのだ。
テレンス・フィッシャーと本作の監督のジョン・ギリングの作家性の違いと言ってしまえばそれまでだが
話が頭に入り易い方が感情移入し易いのは確かだ。
音声解説は脚本家でプロデューサーのスティーヴ・ヘイバーマン,
自称映画関係の何でも屋のテッド・ニューサム,
多くのゾンビ映画の脚本や演出を担当したコンスタンティン・ナッサーの3氏によるものだが,
全員自分の言いたい事を好き勝手に言い,オタク特有の早口で,
3人の内のひとりは手紙や参考文献を延々音読して自分で考える事を拒否し,
たまに全員の意見が合うと「皆でAの物真似しようぜ」と盛り上がるも,こっちはAなんて人全然知らず,
また本作の事に殆ど触れてくれず,常に視聴者は置いてきぼり。
たまに本作の話題となると「『吸血ゾンビ』ってロメロの『ナイト~』に影響与えてるよね」だって。
違うだろ!本作はロメロの「ナイト~」よりフルチの「サンゲリア」の方に影響与えてるだろ!…と言った調子で,
1人で音声解説出来る人が3人も居ると皆勝手して,
船頭と同じ様に「船が山に上る」と分かった事が本音声解説を聴いた収穫でしたとさ。
特典映像
1.メイキング・オブ・"吸血ゾンビ"(35分26秒)
出演俳優,スタッフ,評論家等のコメントを編集して,本作が如何にして作られたかを描き出して行く。
所謂「作ってる最中」という意味でのメイキングではないので注意。
2.ワールド・オブ・ハマー「甦る死者たちの章」(24分55秒)
恐らくだが「ワールド・オブ・ハマー」って特典集を章分けして,
本商品には「甦る死者たち」の章のみ収録してるのではないか。
他の章とOP/EDが同じだし,ナレーターも同じオリヴァー・リードなのが,その証拠である。(1990年製作特典)
内容はハマー映画のゾンビ,幽霊,ミイラ,狼男映画の名場面集といった所。
3.本編レストア前後の比較映像(3分36秒)
本編の幾つかのカットでレストア前とレストア後を比較する映像集である(無音)。
4.劇場予告編集(3分36秒)
本作と「凶人ドラキュラ」の予告編集である。
5.フォトギャラリー(7分10秒)
本商品の評価だが
墓場でゾンビが次々と立ち上がる場面は「サンゲリア」を連想させる本当に素晴らしい場面で花丸を進呈する一方で
話は同時発売の「フランケンシュタイン 死美人の復讐」のブルーレイ方が圧倒的に頭に入り易いので星1つ減点。
音声解説が視聴者の方を全く向いておらず本作の解説を殆どしてないので更に星1つ減点し相殺して星4つ評価とする。
名特殊メイクアーチストのロイ・アシュトンが身近にある物を効果的に使った死んだ目のゾンビは現在観ても恐ろしく、封切り後は秋田書店の「世界怪奇スリラー全集 (2)世界のモンスター(1973)」の表紙にも引用される等、当時の子供たちの心胆を寒からしめました。
他にも、墓地から土を押しのけてゾンビたちが蘇るシーン、死美女がゾンビとなって艶然と寄って来る蠱惑と恐怖が入り混じったシーン、不気味な声を上げながら地下坑道で蠢くゾンビ等、一度見たら忘れられないシーンが多く、古典とモダンのゾンビ物の橋渡しとしても貴重です。
本作の僅か2年後にジョージ・A・ロメロがゾンビ映画の新たな地平を切り開いた名作、ナイト・オブ・ザ・リビング・デッドが生まれた事を考えると感無量です。
特に最初にゾンビが登場するシーンのショック度はかなりの物でした。
本シリーズでは「蛇女の脅怖」でも主演をした名花ジャクリーン・ピアーズ、リー卿が成長するまではカッシングの相手役として有名だった名優アンドレ・モレル、ハマーの脇役として人気のあるマイケル・リッパー等の達者な役者に、ハマーを支えた素晴らしい美術とメイク、名物スタジオだったブレイが物つ独特の雰囲気、そして、現在聴くとJ.G.Thirlwellのジャンルを縦断したサントラの如き、強烈なリズムのジェームズ・バーナードのテーマ曲等、見所、聴き所が多い佳作です。
お薦めです。
DVD特典のハマー・フィルム紹介番組に加えて新たな特典と日本語吹き替え(TV放映時からの移植)は嬉しい限りですが、2K、4Kマスターでないのは少々残念。
ただ、ハマー・フィルムのコンテンツ管理は比較的良く、2002年に出たDVDの画像も良かったので少し期待しています。
綺麗な画像をブルーレイで期待したいが、再発売ということを考えるとハマー・フィルムゆかりの映像特典をもっと充実してほしい気がした。