ブラック・ダリア [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ジョシュ・ハートネット, アーロン・エッカート, ブライアン・デ・パルマ, ミア・カーシュナー, ヒラリー・スワンク, スカーレット・ヨハンソン |
言語 | 英語 |
稼働時間 | 2 時間 1 分 |
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商品の説明
初ブルーレイ化!
“アメリカ文学界の狂犬" ジェイムズ・エルロイ(『L.A.コンフィデンシャル』)の最高傑作を
“ハリウッドの異端児にして巨匠" ブライアン・デ・パルマ監督(『アンタッチャブル』『ミッション:インポッシブル』)が完全映画化!
【映像特典】(54分)
●ブライアン・デ・パルマ監督が描く現実と虚構の世界
●実際の“ブラック・ダリア事件"
●事件ファイル
●予告編&TVスポット集
【キャスト】
ジョシュ・ハートネット
スカーレット・ヨハンソン
アーロン・エッカート
ヒラリー・スワンク
ミア・カーシュナー
【スタッフ】
監督:ブライアン・デ・パルマ
脚色:ジョシュ・フリードマン
原作:ジェイムズ・エルロイ
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
プロダクション・デザイン:ダンテ・フェレッティ
編集:ビル・パンコウ
衣装:ジェニー・ビーヴァン
音楽:マーク・アイシャム
【ストーリー】
1947年、ロサンゼルス。ダウンタウンの空き地で、身体を腰で二つに切断された女の惨殺死体が発見された。
被害者は、エリザベス・ショート、22歳。漆黒の髪に黒ずくめのドレス。
ハリウッド・スターを夢見ながら大都会の暗闇に葬られた女を、人は“ブラック・ダリア"と呼んだ─。
やがて捜査線上に浮かび上がる一編のポルノ・フィルム。
そしてダリアと瓜二つの大富豪の娘と、彼女の一族にまつわる黒い秘密。
ロサンゼルスの闇の中で妖しくうごめく事件の謎は、捜査にあたる若き二人の刑事の運命をも狂わせていく・・・。
© 2006 EQUITY PICTURES MEDIENFONDS GmbH & Co.KGIII And NU IMAGE ENTERTAINMENT GMBH
※デザイン・仕様等は、予告なく変更になる場合がございます。
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4589921413916
- 監督 : ブライアン・デ・パルマ
- メディア形式 : 色, ドルビー, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 1 分
- 発売日 : 2021/9/3
- 出演 : ジョシュ・ハートネット, スカーレット・ヨハンソン, アーロン・エッカート, ヒラリー・スワンク, ミア・カーシュナー
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1), 英語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : ギャガ
- ASIN : B096SLL32X
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 78,530位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 2,716位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 6,680位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
レビューのフィルタリング中に問題が発生しました。後でもう一度試してください。
この映画も轢断死体発見の俯瞰する長回しや、どこか常識とかみ合わない富豪の異常さなどデ・パルマ節を堪能できました。
どこか壊れている富豪の娘は美しいだけでは務まらないと思っていたら、ヒラリー・スワンクを起用していてワクワクしてしまいました。流石ブライアン。
銀行強盗、殺人事件、マイノリティ問題、横領など、惨殺されたブラック・ダリア事件と徐々に絡みながらアメリカ社会の影の部分や人の性癖の異常さなどが炙り出されて楽しめます。
デイヴィッド・リンチ監督の『ブルーベルベット』、『マルホランドドライブ』などと共に、人間や社会の影の病んだ部分が描かれるブライアン・デ・パルマ監督の映画は好きで、本作品でも堪能させて頂きました。
ブラックダリア事件そのものよりも、回りでかかわっている人達の人間模様に焦点をあてているのと、直接的なあからさまな表現が少ないのとで、両者のファンの方々は物足らないと思われるのだろうと思います。
ですがそれによって遠まわしに人間の生と死に対する恐怖を下品にならずに表現する事に成功しているんじゃないでしょうか。
本当の恐怖は生きている人間の心の闇や欲の中に存在しているんだよというのを、年を重ねて成熟してきた監督だからこそこういう表現方法を作品として選択したんじゃないかなと思いました。
これもっとあからさまにやるとただの汚いオカルトになってしまう。
お子ちゃまには見せられませんが監督なりに熟慮した作品だと思います。
監督はブライアン・デ・パルマ、独特のカメラワークと演出は健在でデ・パルマ作品の刻印がしっかりと押されている。逆にそれらの演出が本筋のストーリーを追う足かせになっていると感じる内容だ。悪い時のデ・パルマ節というかが強すぎてテーマの追及がおざなりになっている印象だ。役者陣は特に悪いとは感じなかったので監督のこだわりの強さが悪い方に出たのがまとまりがない結果となったのだろう。ヒッチコックに影響を受けたデ・パルマ監督らしい作品ではあるが、ジェイムス・エルロイ好きとしてはこれは違うと言わざるを得ない。
2人の刑事と恋人との関係、被害者に似た富豪の娘、過去の銀行強盗事件…一見無関係に見えるひとつひとつのエピソードがキーとなって後半に繋がっていくさまは見応え充分でした。
大好きなシーンは序盤の死体発見時。
上空からゆっくり映した美しい町の風景と人々の日常に何気なく背景のように映り込む惨殺死体。
この流れるような長回しのカメラワークテクニックは殺人事件の残酷さを際立たせていて、さすがデ・パルマ監督と感動しました。
同監督作品の「スネーク・アイズ」でのワンシーンも良いですね。
撮影当時20歳というスカーレット・ヨハンソンの謎めいた妖艶な美しさと映画全体に漂う不思議な空気が雰囲気をいっそう良くしています。
でも一番謎めいていたのは主人公の相棒リー(アーロン・エッカート)でした…。
それでいてプライム会費1000円値上げだとwwアマゾンジャパンは調子こきすぎ。価格に見合った仕事ができるのか見もの。売上が楽天やヤフーより多いからといって調子に乗らないように。落日の匂いが芬々と漂う昨今。
本作には病んだ者、腐った者が多く登場する。例えば奇妙なオブセッションに捉われた者。栄光や虚栄心を満たそうとして、アメリカで最も有名な死体となった者。金銭欲と権力欲の病理から、周囲の人間の精神を破壊する者、された者。インフォマニア。自身の異常な欲望から自滅する者・・。挙げていけばきりがない。闇の住人、イノセンスと限りなくかけ離れた者たち。つまり人を人とは思わない者の街、破壊される者と破壊する者だけの街。穏やかに言えば利用される者と利用する者だけの街。
生者だけでなく、この街では死者が生者を動かす街でもあった(生者といっても肉体ある死者みたいなものだが)。誰かがある者の死に引きずられ、その者の死が別の者を引きずる。この街では人の死は呪いだ。生きる者を呪縛する因果。そしてこんな人間はこのL.A.という街が産んだ者でもある。街が人を病ませ、病んだ人が街をさらに病ませ、そして死者が生者を病ませるという負のスパイラル。本作はそんな暗黒都市クロニクルの一片だ。
大著で傑作といわれるエルロイの原作は未読だが、本映画を観る限り謎解きを目指したつくりではなかった(一応、こうであったら、という予想は提示するが)。デ・パルマは著名な原作を映画化するにあたり、相当なプレッシャーを感じたはずだ。いつものデ・パルマ節をある程度封印し、原作ファンやストーリーやカタルシスで映画を評価する多くの観客の期待に応えようと、なまじきれいに着地しようとした印象がある(結果、デ・パルマ節とも呼べる映画的快感も不徹底になった)。後半でセリフやカットバックで駆け足に分かり易く説明「しようとし」(結果としてこれも不徹底であつた)、整合性・収束なんかになまじ手を出してしまった。ブラック・ダリア事件は(独自研究等あるものの)公式には解決に至っていない。だからもちろんブラック・ダリア事件を克明に追ったものではない(原作もノンフィクションではない)。私は本作を謎に魅入られた人間を通して西海岸の闇を独自に照射した作品と捉えている。「暗黒のL.A.」の1シリーズだし。
私は同じエルロイ原作の「L.A.コンフィデンシャル」が大好きだ。複数回劇場へ足を運んだ映画でもある。いろんな点でウェルメイドで破綻が少なく、役者が活きている作品であり、映画的瞬間もあり雰囲気も充分。つまりウマい映画。今でも好き。一方できれいに着地しすぎた気がしないでもない。時々思い出す気持ち良くない夢みたいに私の中にねっとりと残っているのは、澱のように人間の負の部分を歪ながら感じるのは断然「ブラック・ダリア」なのである。何か見落としたような気持にさせられる。遠い追憶の中のL.A.に引き裂かれ、放り出された被害者ベティが脳裏に甦る。哀しき「その他大勢」の1人のシンボル・・。
分かり易いデ・パルマ節は抑えたと書いたが、さりげないカメラ上の工夫・処理が散りばめられ、これまでのデ・パルマ作品に表れる(監督のオブセッションともいえる)モチーフが散りばめられている。本作には平安で善良で感情移入できる人は登場させない。個々の登場人物を離れた、全体を覆う不穏さ、黒い陶酔感と胸やけみたいな不快感は一応ちゃんとある。絶好調のデ・パルマ作品の一部では、
そこに個の生の感情がもっと刻まれてはいたが。
本作では語り部のバッキー(ジョシュ・ハートネット)の懊悩、友情と横恋慕や、実は愚かゆえに悲しいベティ、原作者エルロイのそれと重なる悲劇があるよう描かれているアーロン・エッカート演じるリーの過去に(エルロイ自身の母も殺されていまだ未解決らしい。
原作もまたオブセッションとトラウマの産物なのか)ノワールの要素を感じる。画もそうだ。米ナンバーワン・カメラマンの一人、ヴィルモス・ジグモンドの画は最高である。40、50年代米作のノワールのタッチがある。本作ではそれらにあった香気、悲哀、ドライさよりも腐臭、倒錯、湿度が勝っているが。しかし彼、彼女らの切実さやトラウマや絶望、不安がもっと焼け付くようであったなら(そう、ポランスキーの「チャイナタウン」のように)。
なお、これは私の歪んだ好意の評であって、本作に興味を持たれてこれから鑑賞する方は、マイナス点を客観的に評価された方々の冷静なレビューをぜひ参照されたい思う。もっと謎めいて、もっと生理的に、もっとダークに、もっと眩暈を起こすように描くか、逆に悲劇性を強調すればもっと良くなった気はする。そして脇役、特に人の姿をしたモンスターのフィオナ・ショウ、ジョン・カヴァノー、ヒラリー・スワンク、ビル・フィンレイら(彼らの過去を想像する時、暗澹たる思いに寒気がする)、ベティを演じるミア・カーシュナーが、ハートネット、エッカートよりも立った印象。ヨハンソンはたぶん唯一真っ当な存在で弱さと強さを感じさせる。
このようにいささか不徹底ながら、倒錯のバビロンである聖林、西の果てに増幅した病巣と、それを作った者の闇を垣間見せることに成功していてる思う。少数派だろうが私は支持する。土地は病む、人は病む。デ・パルマはそれが分かってる。
Black Dahlia、2006、US・DU・FR、配給 Universal Pictures ( US )、Theatrical aspect ratio 2.35:1 、121 min、Color、Dolby Digital ・DTS、35mm
画質はDVDとしては非常に良い。音声は明瞭でクリア。リージョン2対応NTSC
メインメニュー、チャプターメニューあり、ピクチャーディスク
Disc1 本編
131min、Color. MPEG2、片面 2層
映像仕様は16:9 LB(スコープ)、画面アスペクト比:2.35:1
音声:
1. 英語5.1ch サラウンドDolby digital
2. 英語5.1ch サラウンドDTS
3. 日本語5.1chサラウンドDolby digital
字幕:日本語、英語、On ・Off 可能
映像特典:人物相関図(静止画。ただし人物をクリックすると簡単な解説が表示。さらに「登場シーン」へジャンプできる)
Disc2 特典
54min、Color. MPEG2、片面 1層
〇ブライアン・デ・パルマ監督が描く現実と虚構の世界:The De Palma Touch
今日の事件現場に当時の面影はないため、ブルガリアに巨大なロスの街並みを再現したオープンセットを組んだことに驚く。関係者とデ・パルマの証言集と撮影風景、デ・パルマ演出の解説等(17分、4:3)。
〇「実際のブラック・ダリア事件」:Reality and Fiction、 The Story of The Black Dahlia
実際の映像を交え、主にエルロイが語る実際の事件と自身の過去、本原作への傾倒。L.A.への想いを詰め込んで書いたと述べる。本事件は原爆投下以来、マスコミをもっとも賑せたニュースだったらしい。エルロイは映画を評価している(11分、4:3)
〇「事件ファイル」:The Case File
いわばメイキング、撮影・キャスティング悲話。カーシュナーは美人であった。そしてここでもエルロイが脚色を褒めたと語られる(20分、4:3)。
〇「予告編&TVスポット集」:US版、日本版、日本版テレビスポット3種(4:3LB内でスコープサイズ)
付属物:なし
発売:東宝東和、販売:東宝ビデオ、 2007
他の商品:邦盤セルDVDはこの1種。廉価版なし。邦盤BDは未発売。Importはリージョン1と、2のPAL, BD1種といろいろ出ています。DVDカテゴリで Black Dahliaと検索ください。
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1940年代、L.A. 未解決事件、実話素材、ブラック・ダリア事件、母、ハリウッド、ボクサー、三角関係、猟奇事件、ブルーフィルム、地震、オブセッション、インフォマニア、ノワール映画、女優志願、マック・セネット、落下
関連作:L.A. コンフィデンシャル、
青い戦慄(Blue Dahlia, 1946年 ジョージ・マーシャル監督、アラン・ラッド、ヴェロニカ・レイク主演)
連想作(あくまで参考程度に):チャイナタウン(これには及ばないが)
アメリカで最も残酷な未解決事件を扱った映画。
視聴始めた途端に(ん?違う映画?)と思って、一旦ストップして題名を確認してしまいました。
事件そのものが発覚するまでが長い・・・
冒頭シーン、なくても良いのでは・・・と思ったりしてしまいました。
そして、一体何の事件だっけ、と思うくらい色んな事件や人物が登場。
未解決だから色んな要素が入り混じった脚本だったと思うのですが、もう少し事件そのものを詳しく描かれていると思っていたので、最初も最後も何だこれ、って感じで視聴を終えました。