泣きたいけど、泣きたくない。船木結さんの卒業にはみんな同じ思いじゃないだろうか。それが最初から当のメンバー間にもありありとあって、それが見ているこちらとピタリと合う。本当に全ての人が同じ気持ちのベクトルでいられるレアな公演になりました。近年の卒業シーンの中でも一番思い出に残る、しかも人って強いと思わす一公演になりました。もちろんだから5つ星です。
船木さんに感謝。船木さんを研修生から支えた人たち、仲間、カントリーガールズとアンジュルムの全ての人達。大きな舞台を用意してくれた会社の粋にも大いに感謝したい。「別れは派手である方がいい」とは離島で何人もの人を見送った私が別れの場で聞いた良い言葉です。演出が派手というのではなく、見守る全ての人が、船木さんも含めてマインドにゴージャス感と派手があって、気持ちのいい記憶になりました。これからの彼女の人生にも生きるんじゃないかな、こんな卒業公演が。
2020年12月9日 日本武道館公演