デンマークの息子 [Blu-ray]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | イマド・アブル=フール, ザキ・ユーセフ, モハメド・イスマイル・モハメド, ラスムス・ビョーグ, ウラー・サリム |
稼働時間 | 2 時間 |
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商品の説明
「デンマークの息子」 原題:Danmarks sønner |英題:Sons of Denmark
世界の映画祭で大絶賛! テロリズム、移民問題、人種差別、ナショナリズム──
現代の世界的社会問題に警鐘を鳴らす、スタイリッシュな政治サスペンス! !
<『未体験ゾーンの映画たち2021』で絶賛上映‼>
【INTRODUCTION】
ロッテルダム国際映画祭2019/シアトル国際映画祭2019/エジンバラ国際映画祭2019
ファンタジア国際映画祭2019/ヘルシンキ国際映画祭2019
2019年 マルメ青少年国際映画祭:作品賞受賞/SKIPシティ国際Dシネマ映画祭・国際コンペティション・監督賞受賞
トーキョーノーザンライツフェスティバル2020/『未体験ゾーンの映画たち2021』上映作品
本作が長編デビュー作となったウラー・サリム監督は1987年コペンハーゲン生まれで、イラク移民の両親を持つ。
舞台は少し未来の2025年のコペンハーゲンに設定されているが、監督は「世界のどこで起きてもおかしくない物語」として描いている。
「今、ヨーロッパの各地で実際にテロ事件が起きています。人々はそれに嫌悪感を持ったり、不満を感じたり、フラストレーションをためています。
それが極右的な政治家の台頭を許すのです。私はそんな彼らが感情に任せて暴走するところを描いてみようと思いました。
映画の中で極右政党の政治家が発言している言葉のうちのいくつかは、実際に政治家が話した言葉を引用しています」
テロリズム、移民問題、人種差別など、現代社会が抱える重いテーマを扱いながらも、
同郷のニコラス・ウィンディング・レフン監督(『ドライヴ』『ネオン・デーモン』)を想起させるスタイリッシュな映像、
また登場人物と家族との絆も丁寧に描くなど、エンタテインメントとしても見応えのある作品になっている。
そして観る者の目を覆わせる衝撃のラストは、"どうすれば人間は憎しみの連鎖を断ち切ることができるのか?"という根源的問題を提起し、
激化する暴力によるナショナリズムに警鐘を鳴らしている。
世界中の映画祭で絶賛され、SKIPシティ国際Dシネマ映画祭では監督賞を受賞。デンマークのアカデミー賞にあたるロバート賞でも、
新人監督作品ながら作品賞、監督賞、オリジナル脚本賞、主演男優賞の4部門にノミネートされた。
【STORY】
2025年デンマークの首都コペンハーゲン。
爆破テロ事件から1年後。党首マーティン・ノーデル率いる、移民排斥を訴える極右政党“国民英雄党"が台頭し支持率を増していた。
移民や難民、ムスリムなどに対する嫌がらせや襲撃が頻繁に行われ、両者のヘイトクライムが激化する中、
19歳のアラブ系移民の若者ザカリアは対抗する過激派組織に参加。
組織の世話役で兄貴分のアリに心を許しながらもともにノーデル暗殺を企てるが─。
【STAFF】
監督・脚本:ウラー・サリム
撮影:エディ・クリント
美術:シリエ・アウネ・ダムメン
音楽:タークマン・ソウルジャ
【CAST】
ザキ・ユーセフ
モハメド・イスマイル・モハメド
ラスムス・ビョーグ
イマド・アブル=フール
<映像特典>
オリジナル予告編
©Henrik Ohsten
登録情報
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 20 g
- EAN : 4988003866235
- 監督 : ウラー・サリム
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 2 時間
- 発売日 : 2021/5/12
- 出演 : ザキ・ユーセフ, モハメド・イスマイル・モハメド, ラスムス・ビョーグ, イマド・アブル=フール
- 字幕: : 日本語
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B08VT52BC4
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 180,735位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 6,663位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 11,316位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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政権が、なかなか左翼のみにならないので(中道保守や保守政党と左翼政党の連立内閣がほとんど)こうした状況が緩和できず、それぞれの市民の中の過激な団体がテロで意思表示を強めている。
この映画はこうした混沌とした社会背景に基づいて作られたと思われる。
従って、メッセージ性はあるが、答えは出していない。ただ「悲しみ」だけが残る展開だ。
実際の欧州圏でも、各国で移民受け入れの歴史や規模は違えど、この数年間で多くの国が移民を規制し始めている。ある大学の研究によると、一国の移民受け入れ許容量は、概ね人口の15%と言われているが、今や多くの国でその数字に近いか、或いは超えており、統制が効かなくなって、犯罪が多発、国家政策における深刻な問題となっている。
宗教の違いは殺りくにつながる
自国で暮らすことが一番幸せなのだ。
この映画は、デンマークに移民したイラク移民を父母にもつウラー・サリム監督の作品で、移民を排除したいネオナチ団体「デンマークの息子」が支持する極右政党の党首と、迫害されるムスリム移民との2025年を想定したフィクションだ。お互いが排除しようとする訳だが、党首の1回目の暗殺は同じムスリムの内部通報者により回避できた。次にはネオナチ集団が内部通報者の妻に酸をかけたり、息子を射殺されたことで、内部通報者により党首が殺害され、映画は幕を閉じる。
デンマークは移民に対し保守的な国で、難民として受け入れを認めなかった外国人らを収容する施設を、無人島に建設することを決定し、フェリーでの行き来しか許さず、そのフェリーの名前は「ウイルス」と呼ばれている。
単一民族で国民の教育水準が高く、というと日本を思い浮かべるが、日本で移民が増えたときに、どうなるだろう。自民党より極右政党は生まれるだろうか、ネオナチは生まれないだろうが、移民排除を訴える過激な団体は生まれるのだろうか、この映画はフィクションではあるが、仏教を日本化し、西洋を日本化(日本の西洋化でなく)してきたように、外部の文化を吸収し成長してきた日本の未来はどうなるのだろう。