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『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』『ザ・チェリスト』 [Blu-ray]
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商品の説明
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』 振付: ジェローム・ロビンス
『ザ・チェリスト』 振付: キャシー・マーストン/ 英国ロイヤル・バレエ
『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』
ピンク…マリアネラ・ヌニェス
モーブ…フランチェスカ・ヘイワード
アプリコット…ヤスミン・ナグディ
グリーン…ラウラ・モレーラ
ブルー…金子扶生
ブラウン…アレクサンダー・キャンベル
パープル…フェデリコ・ボネッリ
グリーン…ウィリアム・ブレイスウェル
ブラック…アクリ瑠嘉
ブルー…ヴァレンティノ・ズケッティ
振付: ジェローム・ロビンス
音楽: フレデリック・ショパン
衣装: ジョー・ユラ
照明: ジェニファー・ティプトン
振付指導: ベン・ヒューズ
ピアノ・ソロ: ロバート・クラーク
『ザ・チェリスト』
チェリスト…ローレン・カスバートソン
楽器…マルセリーノ・サンベ
指揮者…マシュー・ボール
少女の頃のチェリスト…エマ・ルカノ
少女の頃の姉…ローレン・ゴッドフリー
母親…クリステン・マクナリー
父親…トーマス・ホワイトヘッド
姉…アンナ・ローズ・オサリヴァン
チェロの指導者たち…ギャリー・エイヴィス、ニコル・エドモンズ、ベンジャミン・エラ
音楽友達…アクリ瑠嘉、ポール・ケイ、ジョセフ・シセンズ
ほか、ロイヤル・バレエ団員、ロイヤル・バレエ・スクール生徒
チェロ独奏: ヘティ・スネル
振付: キャシー・マーストン
台本: キャシー・マーストン、エドワード・ケンプ
音楽: フィリップ・フィーニー
舞台装置: ヒルデガード・ベクトラー
衣装: ブレッヒェ・ファン・バーレン
照明: ジョン・クラーク
ドラマツルギー: エドワード・ケンプ
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
アンドレア・モリーノ(指揮)
【特典映像】
・ロイヤル・バレエが『ザ・チェリスト』を上演する理由
・ロイヤル・バレエが『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』を上演する理由
・キャスト・ギャラリー
収録: 2020年2月15、17日 コヴェントガーデン王立歌劇場
収録時間:本編138分、特典映像9分
字幕(特典映像):日、英、仏、独、韓
映像<: br>16: 9 NTSC All Region 片面2層
1080i High Definition
音声<: br>LPCM24bit 2.0 & DTS-HD Master Audio 5.1(Blu-ray)
【ジャクリーヌ・デュ・プレの生涯を描く『ザ・チェリスト』&ジェローム・ロビンスによる名作『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』のカップリング! 】
〇情熱的な演奏で若くして注目されたチェリスト、ジャクリーヌ・デュ・プレ。多発性硬化症を発病し二十代後半で引退、42歳で亡くなった彼女が駆け抜けた生涯を、美しいストーリー運びで定評のある振付家、キャシー・マーストンが描き日本でもたいへん話題となった『ザ・チェリスト』。しなやかな容姿と踊りで魅せるローレン・カスバートソンがタイトルロール、擬人化された楽器(チェロ)を俊英マルセリーノ・サンベ、さらにチェリストの夫である指揮者を人気のマシュー・ボール、この3人の音楽を巡る出会いと別れが、チェロの名曲の数々を背景に美しくも哀しい物語として紡がれます。
〇『王様と私』、『屋根の上のヴァイオリン弾き』、そして『ウエスト・サイド・ストーリー』などミュージカルの名作を手がけた鬼才ジェローム・ロビンスが、ニューヨーク・シティ・バレエのために振付けた『ダンシズ・アット・ア・ギャザリング』は、5組の男女が様々な組み合わせで、ショパンのピアノ音楽に乗って踊りを繰り広げながら、多彩な人間模様を美しく描きだすユニークな作品。ロビンスの薫陶を受けた振付家ベン・ヒューズが、ロイヤル・バレエのスーパースター、マリアネラ・ヌニェス、今を時めくフランチェスカ・ヘイワード、フェデリコ・ボネッリ、ウィリアム・ブレイスウェル、そして金子扶生、アクリ瑠嘉といった豪華なキャスティングを得て見事な舞台を作り上げています。
登録情報
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 100 g
- EAN : 4589538763657
- 時間 : 2 時間 27 分
- 発売日 : 2021/2/26
- 出演 : クラシック
- 販売元 : 4589538763657
- ASIN : B08SV28M31
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 193,786位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 720位バレエDVD
- - 6,476位ブルーレイ ミュージック
- カスタマーレビュー:
カスタマーレビュー
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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<ダンシス・アト>はアメリカの振付家J.ロビンスの作品。1969年にニューヨーク・シティ・バレで初演され、以降西側の主要カンパニーのレパートリーに入れられた作品でもある。ロビンスはブロードウェイのミュージカルのダンスシーンの仕事も積極的に行っており、ミュージカルの振付家と思われている節があるけれども、ロビンスの本分はクラシックダンスの技術を基にした踊りの創作にある。彼の作風は人間の自然な呼吸にあると思う(ブロードウェイ・ミュージカルの<ウェストサイド物語>の振り付けにしても、人間の生活の生理から逸れる動きは一つもない)。深い呼吸浅い呼吸が引き出す自然な動きの連続がこの<ダンシス・アト>の特徴でもある。用いられている音楽がF.ショパンのピアノ独奏曲なのでこの作品自体情緒的な色彩が強い。けれども、ロビンスはウェットな情感に流されることなく、比較的ドライな雰囲気を全体に漂わせていて、観る側に負担を感じさない工夫を施している。またマズルカが比較的多く用いられているが、ポーランドの民族色を追求しているわけでもない。音楽の流れや音の動きを追っていったらこんな踊りが生まれたと言う感じなのである。それから、一つ一つの楽曲は夫々個性的だが、全体を通して観ると同系色で纏められた感じ。1時間10分前後の作品だが一寸長いかもという感想も出てくる。ロビンスは長過ぎたかもと思い彼の上司のバランシンに相談したところ、もっと長くても良いと言われたとか。バランシンも余計なことを言ってくれたなと思う。
ダンスール5名ダンスーズ5名が様々な組合せで踊りを紡いでいくのだが、見る側を極端に刺激する要素はなく、ダンサーの非凡なバランス感覚や身体の伸長を使って伸びやかな踊りの数々を展開していく。ダンスールの鋭利な舞踊技術を披露するナンバーは11曲目マズルカハ長調(ボネッリとキャンベルのデュエット)op.56 No.2、16曲目エチュードイ短調op.10 No.2(キャンベルのソロ)くらいで他は動きの伸びやかさを追求した踊りである。モレーラの踊る自意識過剰な女性のコミカルな演技を楽しめるナンバー(ワルツヘ短調op.70 No.2)もあるので抒情一辺倒ではないけれども。不思議なことだが、種々のバレ・パを駆使したナンバーより殆ど歩行だけで構成されている最終部ノクターンヘ長調op15 no.1に一番強い印象が残った。
ロイヤルのダンサー達の自然な呼吸と動きの巧みな表出には敬意しかない。モレーラが一番最年長だと思うが、演技の深みこそあれ衰えは全くない。ダンスールの最年長はボネッリだが、良い意味で動きに粘りがあって滑らかな動きを楽しめる。ヌニェスもそう。ダンサー全員が自分の現在の状態を誤魔化さない。その中でアジア人の金子扶生とルカ・アクリ(彼はイタリア人と日本人のダブル)がこのグループに加わっていて、欧米人の中でなんの違和感もなくアンサンブルを作っていることに心から感心した。
<チェリスト>はこれが世界初演である。28歳で多発生硬化症を発病しキャリアを断念しなければならなくなり結果43歳で逝去した英国のチェロ奏者ジャクリーヌ・デュ・プレを描いた作品。振り付けのマーストンが述べている通り、伝記バレではなく、デュ・プレとその楽器との交感を中心に彼女を取り巻く世界と彼女と言う人物を表現した作品である。振付はクラシックダンスをベースにコンテンポラリーと現代演劇をミックスしたような印象。感情が迸るような場面でも、乾いた感じがある。衣装も普段着に近くメイクも演劇メイク。男性はフラットシューズに女性はポアント・シューズ。このような作風にポアント・シューズが必要だろうかとも思う。
主役ジャクリーヌはL.カスバートソン。ロイヤル・バレの中でも舞踊的表現と演劇的表現が高いレヴェルで一致しているダンサーで、先日引退したダンスール、E.ワトソンと共通項を持っていると言えば分かり易いか。感受性の強い意志のハッキリした女性を過不足なく描き出している。自分の意思と関係なく身体が麻痺していく行程も過剰さの全くない演技・動きで的確に表現した。再起を掛けたコンサートでも演奏できない状態にあることへの絶望感・嫌悪感・怒りの表現は見ている側も苦しくなるほどで、カスバートソンの役への没入を感じ取れた。
チェロはM.サンベ。化身とか精とかではなく楽器そのものをダンサーに表現させるのはかなり大胆な発想。サンベはロイヤル・バレのダンスールの中でも屈指のテクニシャンだが、その技術と身体能力そして音楽的感性を縦横に駆使してこの難題を克服した。人間臭い情緒を一切取り払った乾いた表現が素晴らしい。楽器ということでジャクリーンと身体を密着させる振りも多いのだが、サンベは自身の男性性を消失させるという特殊な能力があるのか、エロティックな雰囲気を微塵も感じさせずに楽器そのもの、そして楽器とその奏者の関係性を表現し遂せた。
ジャクリーンの夫ダニエルは最近急速に成長しているM.ボール。ジャクリーンを前に前に押し出そうとする情熱は凄いけれども彼女の肉体的・心理的変化には些か無頓着だったダニエルをやや嫌味を交えながら的確に演じていた。
アンサンブルはジャクリーヌを取り巻く人々を表現するだけでなく、ステレオ機器だったりテーブルだったり無機質な道具としても活動する。アンサンブルにはナレーションという名前が与えれれている。乾いた空気はここでも作られる。
音楽はPh.フィーニーが自作にラフマニノフ、ベートーヴェン、フォレ、エルガーの作品を交えて作曲したもの。特にジャクリーヌの生涯と共にあったエルガーのチェロ協奏曲は全編に亘って用いられている。指揮はA.モリノ。チェロ独奏はH.スネル。視覚を伴うと更に説得力が生まれるのだろうけれど、聴覚だけでも素敵な音楽だと思った。過去の作曲家の作品と自身の作品との間の落差を殆ど感じさせない音楽なのである。