アングスト/不安 [Blu-ray]
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フォーマット | 色, ドルビー |
コントリビュータ | ルドルフ・ゲッツ, クバ, ジェラルド・カーグル, シルヴィア・ラベンレイター, エディット・ロゼット, アーウィン・レダー |
言語 | ドイツ語 |
稼働時間 | 1 時間 27 分 |
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商品の説明
「アングスト/不安」
本物の≪異常≫が今、放たれる。後悔してももう遅い。
世界各国上映禁止。オーストリアを震撼させた一家惨殺事件を完全映画化。
観る者の心に取り返しのつかない深い傷跡を残す、耐性と覚悟を要する痛恨の衝撃作が国内初BD・DVD化。
【解説】
1980年1月、殺人鬼ヴェルナ―・クニーセクが起こしたオーストリアでの一家惨殺事件。
10数年の刑期を終えて予定されていた出所の1ヵ月前、就職先を探すために3日間のみ外出を許された際の凶行だった。
決して世に放出してはならなかったこの狂人の異様な行動と心理状態を冷酷非情なタッチで描写した実録映画が『アングスト/不安』である。
斬新なカメラワーク、狂人のモノローグで綴る構造、そして全編徹底された冷たく陰鬱なトーン。
描かれる内容もさることながら、作品自体が<異常>であり、その凄まじさは他に類を見ない映画史上に残る芸術性をも発揮、観る者の心に深い傷痕を残す。
1983年公開当時、嘔吐する者や返金を求める観客が続出した本国オーストリアでは1週間で上映打切り。
他のヨーロッパ全土は上映禁止、イギリスとドイツではビデオも発売禁止。アメリカではXXX指定を受けた配給会社が逃げた。
ジェラルド・カーグル監督はこれが唯一の監督作。
殺人鬼の心理を探るという崇高な野心のもと全額自費で製作、全財産を失った。
発狂する殺人鬼K.を熱演したのは『U・ボート』(81)のアーウィン・レダー。
撮影、編集は『タンゴ』(81)でアカデミー賞最優秀短編アニメ賞を受賞したほかジョン・レノンやミック・ジャガーなどのMVでも知られる映像の魔術師ズビグニェフ・リプチンスキ。
冷徹なエレクトロサウンドは元タンジェリン・ドリーム、アシュ・ラ・テンペルのクラウス・シュルツが担当した。
『カルネ』(94)のギャスパー・ノエ監督は本作を60回鑑賞、自身の作品で常にオマージュを捧げている。
シリアルキラー映画の極北『ヘンリー』(86)の欧州版といわれるが、製作は『アングスト/不安』が3年早い。
焦燥と不安を表現し、止めどなく動く主人公の姿を追いながらも、心の中を体感するような感覚すら得る映像世界。
抑圧された狂気の恐ろしさ、封印された恐怖の最高点を、思い知る時が来た。
【注意】
本作は、1980年にオーストリアで実際に起こった事件を描いております。
当時の司法制度では裁ききれなかった為に発生した事象であり、本映画をきっかけとして以降大きく制度が変わりました。
劇中、倫理的に許容しがたい設定、描写が含まれておりますが、すべて事実に基づいたものであります。
本作は娯楽を趣旨としたホラー映画ではありません。実在の殺人鬼の心理状態を探るべく制作されたスリラー映画です。
特殊な撮影手法と奇抜な演出は観る者に取り返しのつかない心的外傷をおよぼす危険性があるため、この手の作品を好まない方、
心臓の弱い方はご鑑賞をご遠慮下さいますようお願い致します。
またご鑑賞の際には自己責任において覚悟してご覧ください。
【STAFF】
◆監督:ジェラルド・カーグル
◆撮影・編集:ズビグニェフ・リプチンスキ
◆音楽:クラウス・シュルツ
【CAST】
アーウィン・レダー
シルヴィア・ラベンレイター
エディット・ロゼット
ルドルフ・ゲッツ
クバ
【BD・DVD共通映像特典】
●監督インタビュー
●ズビグニェフ・リプチンスキインタビュー
●部分的音声解説(ジェラルド・カーグル、アーウィン・レダー、シルヴィア・ラベンレイター)
●アーウィン・レダー本編ナレーション
●海外予告編
●海外ティーザー予告
●日本版予告編
●ギャスパー・ノエコメント映像
●無修正地下道シーン
Blu-ray初回プレス仕様:
資料封入(全28頁)
©1983 Gerald Kargl Ges.m.b.H. Filmproduktion
登録情報
- 言語 : ドイツ語
- 製品サイズ : 30 x 10 x 20 cm; 110 g
- EAN : 4988003865955
- 監督 : ジェラルド・カーグル
- メディア形式 : 色, ドルビー
- 時間 : 1 時間 27 分
- 発売日 : 2021/2/17
- 出演 : アーウィン・レダー, シルヴィア・ラベンレイター, エディット・ロゼット, ルドルフ・ゲッツ, クバ
- 字幕: : 日本語
- 言語 : ドイツ語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : キングレコード
- ASIN : B08MFX5GSR
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 13,091位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 447位外国のミステリー・サスペンス映画
- - 1,612位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
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トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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主人公は〇人鬼とのことだが、俳優がいい感じに気色悪くて良い。また、行動に一貫性も理性も感じられないところも不気味さと気持ち悪さが増して◎。
個人的に好きなシーンはソーセージを食べながら若い女の子を凝視して妄想を繰り広げるところ。自分の世界に入り浸って周りが見えていないってとこがヤバいやつ感が出てて好き。
なんというか、彼のそう生きるしかなかった人生のカットシーンに殺人があったにすぎなくて、それを切り抜いたような生々しい表現をしてる。
オチはあるけど見終わった後の理解できそうで、できないもどかしさを抱きつつ考えても仕方ない、という感情が残って
見た感想はなかなか語源化が難しい
当たり前だが万人に受けるような映画では無い
私自身、鬱持ち(快晴に向かって安定してる)でこの映画をみさてもらったが、途中息が詰まるような感覚があったのでパニック障害や不安障害、他人の感情に過敏に反応してしまったりする方は人によってはかなりしんどい状況になる可能性はあると感じた。
しかし、映画のタイトルのように不安をテーマにした作品としては主人公に永遠にこべりついている拭えない不安感を表現してて他にこのような作品はないと思うので星三つの評価です。
ウィンナーが食べたくなります。
あと女の子が可愛いです。
わざとやったのか、たまたまなのかが理解不能な時代の作品の中では、最高でした。
イメージ通りな殺しができなくて、癇癪起こすけど萎えることなく、やり通す。人間の業を見たければどうぞ。。
当時は、あちこちのレンタルビデオ店を探索して、ホラー映画を中心にダビング収集をしていたので、最大で11店の会員になっていましたが、この作品が置かれていたレンタルビデオ店は1店だけでした。その事から考えても、この作品のVHSは、かなり少なかったことが窺えます。レンタル落ち中古ビデオ店も探索しましたが、入手できませんでした。
初めて、この作品を見た時は、かなり斬新なカメラワークで、異様な雰囲気を全編に漲らせた実験的な怪作といった印象でした。
この映画が製作された83年頃のヨーロッパの倫理では、受け入れがたかったのか、ヨーロッパ全土で上映禁止にされる、という、かなり異例の検閲がかかっていますが、当時の印象では、そこまでする必要があるのだろうか、と思えるような芸術作品でした。
トビー・フーパーの「悪魔のいけにえ」も、公開後、暫く物議をかもした衝撃作(怪作)ですが、現在、ニューヨーク近代美術館に収蔵されているので、芸術的な価値が認められています。
この「アングスト/不安」も、芸術面が評価されてしかるべき作品ではないかと思っています。
一般的に、惨酷な異常心理や恐怖を扱ったホラー映画は、低俗で悪趣味な娯楽と見做されがちですが、その反面、人間の食文化は美化される傾向にあります。スーパーの肉が、どのような過程を経て、パック詰めされて、人々の胃袋を満足させているのか、ということを深く考えた場合、ホラー映画と日常の食事風景は大差ないように思えますが、牛や豚の屠殺やオスのヒヨコがシュレッダーで粉砕されるシーンが日常からカットされている為、誰もが自身の偽善的な態度に対して、特に違和感を抱けないのではないでしょうか。
しかし、ホラー映画に登場する殺人鬼が、意味もなく人間を屠ることによって、人間(観客)が家畜の域に貶められます。それは、一般的に不快な描写ですが、この不条理な殺戮を、人間の偽善的な態度に対する懲罰とした場合、劇中の殺人鬼は「神」と同一視され、ある種のカタルシスが生じます。
多くの人々が日常で肉を戴いていますが、その口先で、「惨酷なシーンは不快だ」と表明することも、劇中の殺人鬼と同様の異常心理に思えてきます。しかも、この矛盾した態度が、人間社会全般に備わった一般的な食文化の本質であることに、驚かされます。
屠畜を含めた食肉加工業者の営みを、内心では毛嫌いしつつ、その業者が切り取った肉片を喜んで食べていることに対し、それを薄々異常な心理だと気づきながらも、正常者(多数派)として振舞うことが人間社会(食文化)のマナーであるなら、屠畜を含めた惨酷なシーンは検閲でカットする必要に迫られますが、芸術性の高いホラーほど、この人間の回避不可能に思える「矛盾」を浮き彫りにしてくれるのではないでしょうか。
ディスク化された、「アングスト/不安」を久しぶりに観ましたが、まったく色褪せていません。以前よりも不快さが増しているように感じましたが、大満足でした。
追記/後から気付いたことですが、「アングスト/不安」がヨーロッパ全土で上映禁止にされた理由とは、81年に佐川一政氏が引き起こした「パリ人肉事件」が大きく影響しているように思えます。「アングスト/不安」が製作された83年の時点で、佐川一政氏はフランスの精神病院に措置入院されていて、彼の起こした猟奇殺人がヨーロッパ全土に知れ亘っていた為、食文化への影響を憂慮した結果の上映禁止だったのではなか、と推察しています。「アングスト/不安」の殺人者役のアーウィン・レダーが通俗的な演技を廃し、徹底的なリアリズム(日常)を貫いていますが、その朴訥で冴えない挙動が、当時の佐川一政氏を彷彿とさせるものがあったのではないでしょうか。