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英国ロイヤル・バレエ《コッペリア》 [Blu-ray Disc, 日本語解説]
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![英国ロイヤル・バレエ《コッペリア》 [Blu-ray Disc, 日本語解説]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/91zOYQBaLPL._AC_UL116_SR116,116_.jpg)
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商品の説明
『コッペリア』 3幕のバレエ 英国ロイヤル・バレエ 音楽: レオ・ドリーブ
振付・演出: ニネット・ド・ヴァロア 原振付: レフ・イワノフ、エンリコ・チェケッティ
スワニルダ…マリアネラ・ヌニェス
フランツ…ワディム・ムンタギロフ
コッペリウス…ギャリー・エイヴィス
コッペリア…アシュリー・ディーン
市長…クリストファー・サンダース
宿の主人…エンリコ・モンテス
スワニルダの友人たち…ミカ・ブラッドベリ、イザベラ・ガスパリーニ、
ハンナ・グレンネル、ミーガン・グレース・ヒンキス、
ロマニー・パジャック、レティシア・ストック
ほか
英国ロイヤル・バレエ
コヴェントガーデン王立歌劇場管弦楽団
バリー・ワーズワース (指揮)
振付・演出: ニネット・ド・ヴァロア
原振付: レフ・イワノフ、エンリコ・チェケッティ
台本…シャルル・ニュイッテル、アルトゥール・サン=レオン
E.T.A.ホフマン『砂男』による
美術…オズバート・ランカスター
照明…ジョン・B.リード
舞台…クリストファー・カー
【特典映像】
・ロイヤル・バレエが「コッペリア」を愛するわけ ・リハーサル風景
・メール・パーク、ダーシー・バッセル、マリアネラ・ヌニェス 「コッペリア」を語る
・キャスト・ギャラリー
収録: 2019年11月29日、12月10日
コヴェントガーデン王立歌劇場
収録時間:本編105分、特典映像14分
字幕(特典映像のみ): 日本語、英語、フランス語、ドイツ語、韓国語
映像<: br> 16: 9 NTSC All Region 片面2層(DVD、Blu-ray)
1080i High Definition(Blu-ray)
音声<: br> LPCM 2.0 & DTS Digital Surround 5.1(DVD)
【ヌニェスとムンタギロフ、ロイヤル・バレエのスーパースター共演による《コッペリア》】
1870年パリのオペラ座で初演された「コッペリア」。ドリーブの手になる東欧の民族舞踊音楽を多く取り入れ、優美で生気に満ちた音楽は、チャイコフスキーのバレエ作品にも大きな影響を与えたといわれています。一方、この「コッペリア」の振付けは、初演時のサン=レオンを筆頭に優れた振付家が幾つものバージョンを創作しています。本映像はレフ・イワノフとエンリコ・チェケッティがサンクトペテルブルク帝室劇場のために創作した原振付けに、英国ロイヤル・バレエの創始者ニネット・ド・ヴァロアが手を加え1954年に初演された格調高い伝統のプロダクションです。10年ぶりに舞台に掛けられた2019年の公演は、マリアネラ・ヌニェスとワディム・ムンタギロフという、ロイヤル・バレエのプリンシバルを代表する二人の共演となりました。ヌニェスの愛らしくも堂々とした身のこなし、ムンタギロフの軽快なダンスが何と言っても魅力です。ギャリー・エイヴィス演じるコッペリウス博士の熱演ぶりにも注目。新しい定番と呼べそうな作品です。
登録情報
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
- EAN : 4589538760342
- 時間 : 1 時間 59 分
- 発売日 : 2020/10/30
- 出演 : ヌニェス, ムンタギロフ, 英国ロイヤル・バレエ
- 販売元 : OPUS ARTE
- ASIN : B08HTG3ZPV
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,281位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 134位バレエDVD
- - 328位ブルーレイ ステージ
- - 2,767位ブルーレイ ミュージック
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年ボリショイ版は、若くて容姿端麗なダンサーがそろっていて、全体的に可愛らしい仕上がりです。コッペリアは実はウクライナの話なのですが、1幕のウクライナの国旗の色(小麦畑の黄色と青空の水色)のドレスが素敵で、ロシアバレエ界はウクライナを大切に思っていたのだな、と複雑な思いもします。
2幕のコッペリウス邸の人形役のダンサーは、息を止めているんじゃないかと思うぐらい、「人形」になっていて、お友達ガールズもシュライネルと同年齢なので、うきうきと楽しそうな雰囲気が出ています。
3幕の時の群舞は、大人数の4色(うち1色は黒)のすばらしい群舞で、朝昼夕夜が繰り返されて日々が過ぎていくんだよ、というようなメッセージだと私は思いました。
ただ、ボリショイは、1幕と3幕のスワニルダとフランツの麦の穂のパドドゥや平和のパドドゥの場面が、イマイチに感じられるのです。
スワニルダがフランツに「麦の穂の音聞こえる?」と聞いたときに、フランツは「聞こえるわけないだろ」と素っ気ないです。平和のパドドゥは、シュライネルが客席の右上方向に視線を向けることが多く(お母様でも来ておられるのかしら?)、動きもぎこちない感じで、恋人同士の心の通い合いがあまり伝わってこないです。
オーケストラの演奏もイマイチで、1幕のお友達ガールズの踊りの中で、音楽が遅すぎてせっかくの振付けの意味がわからなくなっている所もあります。
この2019年英国ロイヤル版は、ダンサーはボリショイに比べるとプロポーションが劣ることは否めませんし、2幕の人形は少し体が揺れていて人形になりきれていません。30代のヌニェスと若手のお友達ガールズではやはり「お友達感」が少し薄れてしまいます。
しかし、1幕や3幕のスワニルダとフランツの麦の穂のパドドゥや平和のパドドゥの場面は、その欠点を補って余るほどのすばらしい出来栄えです。
1幕でスワニルダがフランツに「麦の穂の音聞こえる?」と聞くと「もちろん聞こえるよ」と大きくうなづいてくれます。コッペリウス邸で爆発音がしたとき、スワニルダはフランツの元に駆け寄り、フランツもスワニルダを守ろうとする姿勢をとります。全幕通して幸せそうなスワニルダを見られます。
3幕の平和のパドドゥは、手の置き方も視線の動かし方も王子と姫のような気品があり、麦の穂の刺繍のある白いチュチュが夜景に映えて、温かい素朴なヴィオラの調べの中で、「ああ、平和っていいなあ」としみじみ思います。
ヌニェスはいつもニコニコされた穏やかな方ですが、実はプライベートでは離婚の経験もおありです。色々な経験を積んだ大人の女性として、このコッペリア作品の最大のテーマである「さりげない日々の中の平和」の尊さを、バレリーナ人生の集大成(まだ現役ですが)として私たちに見せてくれていると思います。
英国ロイヤルのオーケストラが、ドリーブの音楽を立体的に色彩豊かに演奏してくれています。2幕のイマイチな人形のシーンも、目をつぶって音楽を聴いているだけで人形が目に浮かぶような上質な演奏ですので、楽しい時間が過ごせます。ドリーブの曲は上手なオーケストラを必要とするのだなと気づきました。
どちらの版がお好きかは、見る人のライフステージにもよると思います。お子様なら2幕がお好きかもしれません。私は、時々、夜に寝る前に、不意にヌニェスの平和のパドドゥが見たくなって、そのシーンだけ見たりします。「平和」に飢えているのかなあ。私には宝物のようなブルーレイです。
大好きなバレエがいつでも観れるのは本当にいい!
ロイヤル・バレエの「コッペリア」はイワーノフ=チェッケッティ版を基にN.ド・ヴァロワが振付したもの。プティパが1884年に振り付け演出した版は2009年にS.ヴィハーレフが蘇演するまで眠っていた。イワーノフ=チェッケッティ版は1894年に制作され、N.セルゲイエフが西側にそれを齎した。ヴィハーレフのプティパ版蘇演(BelAirレーベルで映像ソフトになり鑑賞できる)と比較すると、振付に幾つかの違いはあるもののプティパ版とイワーノフ=チェッケッティ版との間に大きな差はない。
プティパ版もイワーノフ=チェッケッティ版もマイムの豊かさが特徴である。19世紀の作品はマイムに大きなウェイトを置いている。リアルな演技と共にマイムを表情豊かに行うことで作品の本質が顕れると思う。ロイヤルのメンバーは実に巧みにこれを実行している。ロイヤル・バレエは古典に属するバレエ作品が踊りとマイムの両方で支えられていることを現代に伝えているのだ。
ド・ヴァロワの振付演出はオールド・ファッションと言われるかもしれないが、ドリーブの音楽から前衛的な踊りを引き出せるだろうか。踊りの振付は音楽を徹底的に咀嚼することから始まる。オペラの優れた演出がスコアの徹底的な解読によって作られるように、バレエの振付演出もスコアの徹底的な解読から発生されるべきだろう。最近のマイヨーやラオのコッペリアは別にドリーブの音楽を使う必要はない。モティーフをこのコッペリアから借用するのは自由だけれど、それなら彼らの美学を満足させる新しい音楽を作って貰えば良いと思う。ホフマンの原作の不気味さとかフロイト的精神分析を1870年に制作されたコッペリアは要求していない。
スワニルダはM.ヌニェス。余裕で演じている。踊りは当然、芝居も完璧。特に二幕の人形の演技は観る者の目を惹きつけて已まない。彼女の行動の底辺にはフランツへの想いがずっと流れていて、コッペリウスを出し抜くことだけが目的ではないことが分かる。只、若い娘っぽさがやや希薄でドン・パスクワーレのノリーナみたいに見える時があるのが惜しい。
フランツはV.ムンタギロフ。意外にも初役だという。踊る部分は一幕のチャルダッシュと三幕のパ・ド・ドゥだけだから、テクニシャンの彼としては物足らなかったかもしれないが、逆に芝居に徹することでフランツの浮ついた心理を表現し得たと思う。冒頭の人形コッペリアの気を惹こうと色々試すところからフランツとして存在していた。三幕では迷いから目を覚ました肝の座った男に変化し、鋭いテクニックを存分に披露してくれる。
この作品のキーロール、コッペリウスはG.エイヴィス。いつもの如く卓越した演技力で金しか信用せず自分の思う通りになる絡繰人形しか愛さない偏屈男を巧みに表現していた。只、彼の演技は些か粘液質というかウェットに過ぎるように思う。劇場で観ると気にならないのかもしれないけど、カメラを通すとその表情がアップされる。口角を下げ口をだらしなく開けて舌をベラベラ動かすのは、不気味と言うより気持ち悪い。コッペリウスは「ヘンゼルとグレーテル」の魔女ではない。それに公爵から賠償金を貰った途端、好々爺になる変化も不自然。2000年に上演された同じプロダクションのコッペリアでコッペリウスを演じたL.ヘイドンはもっと乾いた演技で人を信用しない偏屈男を効果的に表現した。偏屈さに加えペーソスさえ感じられたのである。
スワニルダの6名の友人達の演技と踊りはアンサンブルというより個の見えるもので、活きた存在になっていた。一人ひとりの生活が見えるのである。村の若者・娘のアンサンブルも同じで、マズルカやチャルダッシュの躍動感は観る者の心まで弾ませる。これらを踊る一人ひとりが本当に心から楽しんで踊っているのがビンビンと伝わってくる。只2000年の公演より雰囲気が都会的なのは世代の変化かもしれない。
三幕のディヴェルティスマンは理屈抜きに踊りの祭典である。曙のC.カルバートの弾力感のある若々しい踊り、祈りのA.ブヴォリの滑らかできめ細かい踊りいずれも音楽の特徴を捉えて秀逸。時の踊り・収穫の踊りのアンサンブルも良い。助演にロイヤル・バレエ学校の生徒達が起用されていたが、彼らもこの公演の質の底上げに貢献していた。アジア・ヒスパニックが目立っていたが中々頼もしい。
衣装・装置はO.ランカスターによるもの。リアルと言うよりややアニメ調のデザインだが、コッペリアの世界をしっかり支えている。抽象的なデザインで作品の性質を見えなくするよりずっと良心的だ。
音楽指揮はヴェテランB.ワーズワース。長いキャリアの中でコッペリアを非常に大切にしてきたと言う。その言葉通り、作品の性格を維持しながら踊りに相応しい音学造りを実践している。音楽に相応しい演奏は踊りにも相応しい演奏になることの見本である。
私は両方とも見ましたが、どちらもそれなりの良さがあります。
ロホとアコスタのDVDはマノン、ロミオとジュリエットに次いで3作品目、凄く楽しみにして購入しました。今まで同じコンビで続けて3作品映像が発売されたのはロイヤルでは初めてではないでしょうか。
この二人の人気の高さの証明ですし、事実素晴らしいです。
1幕、2幕は文句無し。ロホはいつもの様に柔らかな動き、のびやかな踊りで素晴らしかった。私的にはこの作品はニキヤの登場場面が非常に重要で、この作品の全てを決めると言っていい。登場シーンから悲劇的な運命を予感させる様な憂いを帯びている。
衣装も手伝って体の線が美しいです
しかしです、3幕になって、コールドバレエを率いて踊る場面では、映像のせいもあるのかもしれませんが、あれあれ、どうしちゃったのという感じ。何か埋もれちゃってる感が否めません。コールドバレエを率いて踊る時の存在感はやはり、アスィムラートワの方が素晴らしいです。ガムザッティもロイヤルの映像ではやはりダーシー・バッセルの方が勝ってしまいます。この作品はガムザッティの役が少し線が細い気がします。ガムザッティは脇役ではなく、この作品ではニキヤと同等に重要な役。私的にはやはり、キーロフのテレホワ、ボリショイのアレクサンドロワを見てしまっているので、この作品のガムザッティは脇役感を感じてしまいます。
マリアネラ・ヌニェスのガムザッティもハマり役です。