「アース」の海洋版くらいにしか鑑賞前は思っていませんでした。
渡辺謙さんに対抗して宮沢りえさんをナレーションに起用したのでしょうか。
「地球の海の中にもうひとつの宇宙があった」
全編を通して簡単に言うなら、そういうことになります。内容は。
思えば、地上に暮らす我々人類は左右にはある程度自由に移動できても、上下には自由には動けないのですよね。
だから、海中に生きる生物たちが上下にも左右にも、いや360度を全方向自由自在に動き回る光景を見るに、
まるで「空を飛んでいる」かのような錯覚すら覚えるのである。ホントの自由って正にこういうことなんでしょうね。
人間は海中の生物たちに比して、全然自由ではないんですね〜(笑)。
上記とは別に構成が単調に思います。さらにごく短い時間に入る「海洋汚染」と「人間たちによって殺される生き物たち」のカットが
他のシーンと構成上マッチせずどうにも滑らかではありません。
ナレーションがりえさんと別の外国人男性と2人の併用にした意味も分かりません。
りえさんにもっと喋らせればいいのにさ。
やたらと綺麗だ。感動的だ。と店頭で押し売り的にPRされておりますが、蓋を開けて見れば決して絶賛出来る様な出来栄えに非ず。
心に残るようなものでさえも・・・・・実は1つもなかったというオチになると思います。残念。