Contents
■収録内容:公演映像・スターアングル・特典映像(稽古風景)
■16ページカラーブックレット付き
◎Topix
■『霧深きエルベのほとり』
日本を代表する劇作家であり、演劇界に多大な功績を遺した菊田一夫氏が1963年、宝塚歌劇に書き下ろし、初演以来、幾度となく再演され、お客様の心を捉えてきた作品。
エルベ河に隣接する港町を舞台に、ビア祭の日に出逢った恋人たち……情に厚く人間的魅力に溢れながらもどこか哀しみを湛えた船乗りカールと、父親との確執ゆえ家出した名家の令嬢マルギットの切ない恋を描く。
○Story
年に一度のビア祭の初日を迎えて浮き立つドイツ北部の港町、ハンブルグ。その港に、貨物船フランクフルト号が帰
港する。船を降りた水夫のカールは、仲間たちと訪れた酒場で、一人の娘と出会う。
娘の名前はマルギット。カールは家出をしてきたというマルギットと店を抜け出してビア祭を楽しみ、ハンブルグの街を見下ろす丘の上にやってくる。家出娘というものは、酒場で出会った男にひどい目にあわされるのが相場だと軽口をたたきつつも、その時に真心があれば、それはひどい目ではなく、幸福(しあわせ)になるのだというカール。彼の粗野な振る舞いの奥に見える純粋さに惹かれて、マルギットは恋に落ちる。
一方、古都リューネブルクでは、上流階級の青年フロリアンがマルギットを探していた。マルギットは実はリューネブルクの名門シュラック家の長女で、フロリアンはその許嫁だった。フロリアンは、彼女が自分との結婚を避けて家を出たのだと考えながらも、彼女を愛し続けていた。そしてマルギットの妹シュザンヌは、そんなフロリアンに思いを寄せていた。エルベ河の畔で一夜を共にしたカールとマルギット。マルギットの持つ本当の優しさを知ったカールは、真剣に彼女を愛するようになり、真面目に彼女に求婚する。幸せに酔いしれるカールとマルギットだったがカールの仲間もマルギットの家族も、祭で賑わう街中で行方の分からなくなった二人を捜し回っていた。
■『ESTRELLAS~星たち~』
人々の心に輝きを届ける満天の星々を星組生にたとえ、“誰もが星のように光を与えることができる”というテーマ
のもと、星組のエストレージャス(星々)たちが、生き生きとした歌声や躍動感溢れるダンスをお届けする、爽やか
な高揚感を放つレビュー。
◎Cast
紅ゆずる・綺咲愛里・礼真琴・七海ひろき・瀬央ゆりあ・万里柚美・美稀千種・(専科)一樹千尋・英真なおき 他