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商品の説明

★キネマ旬報ベスト・テン第9位。
取り返すことのできない、滅びゆくものへの痛切なる思い。
【introduction】
福永武彦の同名小説を大林宣彦が16ミリで映画化した文芸作。運河が張り巡らされた古びたたたずまいを背景にして、死んだような町の中で生きる男女の諦念にも似た感情の糸が、滅びゆくものへの愛情を込めて描かれる。

【story】
江口は大学生のころ、卒論を書くためにひと夏を運河のある古い町で過ごした。親戚から紹介された貝原家に逗留した江口は、その夜、女のすすり泣きの声を耳にする。翌日、当家の次女・安子から家族を紹介されるが、一緒に暮らしているはずの長女の郁代の姿はない。船に乗って運河を下る江口に安子は「この町はもう死んだ町だ」と言う。江口はその言葉の裏にあるものを次第に知ることになる・・・。

登録情報

  • 製品サイズ ‏ : ‎ 25 x 2.2 x 18 cm; 100 g
  • EAN ‏ : ‎ 4988003854737
  • 監督 ‏ : ‎ 大林宣彦
  • 時間 ‏ : ‎ 1 時間 45 分
  • 発売日 ‏ : ‎ 2019/2/13
  • 出演 ‏ : ‎ 小林聡美, 山下規介
  • 販売元 ‏ : ‎ キングレコード
  • ASIN ‏ : ‎ B07L8RJ13Q
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
  • カスタマーレビュー:
    3.9 5つ星のうち3.9 27個の評価

カスタマーレビュー

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5つのうち3.9つ
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高度経済成長期に書かれた短篇小説を、1980年代に映像化する意味とは?
3 星
高度経済成長期に書かれた短篇小説を、1980年代に映像化する意味とは?
原作は昭和34年(1959年)の夏期、福永武彦が『婦人之友』へ3回に分けて連載した短篇小説。 福岡県筑紫郡出身で幼い頃に東京へ転居後、一度も帰郷しなかった福永が、同じ福岡の見知らぬ地である柳川を架空の町の柳河としてモデル化。 堀が多くて舟で行き来もする鄙びた町を舞台に、時代の流れから取り残されたような人たちを丁寧に描いた佳作。 バブル経済へ向かって日本全体が昂揚して行く1983年、原作が提示したテーマを、大林宣彦がどのように解釈してどのように映像化したのかが最大の観処。 端的に結論から云えば、好くも悪くも大林流。 俳優も尾美としのり&小林聡美という『転校生』(1982)コンビ、入江若葉や峰岸徹、大林組の常連が登場。 原作者とダブる大学生江口の役は誰かと思ったら、何と歌手から脚本家に転身して成功したジェームス三木の息子、山下規介ではないか。 論理を重んじつつ人一倍ナイーブなところもある大林さんが、福永ファンであることに納得が行くものの、ちょっと抒情的に流され過ぎて、抑制が利かなくなっているような場面も少なくないように思える。
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上位レビュー、対象国: 日本

2022年7月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
この作品は大林組としてはチャレンジだった気がする!お得意の大林世界感は満載ですが!ちょいドロッとした人間ドラマで全編暗いタッチで進みますが面白いですね!但し新人主役に近い男優はダメかな(笑)因みに尾美君全くしゃべりません(笑)
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2024年4月5日に日本でレビュー済み
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大学生の江口は、卒論を書くために運河のある古い町で過ごすが、紹介された貝原家のゴタゴタに巻き込まれてゆくが、次女の安子中心に進んでゆく。最後は、悲しい事件で幕を閉じ、江口も卒論を書き終え町を出てゆく。雰囲気を出すため16ミリカメラで撮影したため画質は非常に悪いですが、若い頃の小林聡美さんと、尾美としのりさんをしっかり見れます。内容は非常に暗いですが、大林監督が上手くまとめています。
2020年7月1日に日本でレビュー済み
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16mmカメラで撮ったという画質が今のデジタル映像にない味を醸し出していて、それが廃れゆく町や人に重なって切なさを増幅します。封切り時に見た時よりもこちらが歳取った分だけ余計に胸に迫るものがありました。大林組のレギュラーキャストがはまりまくってます。若々しさの中に影をたたえた小林聡美さんがとにかく素敵。母親役が定番だった入江若葉さんの陰りのある美しさも、峰岸さんも林さんもはまり役ですが、何といっても尾美さん怪演が秀逸。みんなこれを見ると柳川に行きたくなるんですよね。俺もそうだし同じことした人を何人も知ってます。
5人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2020年2月24日に日本でレビュー済み
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昔がなつかしいー!
2022年5月14日に日本でレビュー済み
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水の都の少しミステリアスな物語でした。
2人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年7月29日に日本でレビュー済み
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福永武彦の原作が大好きで、観たい観たいと思っていたのですが、近隣のレンタルショップでは取り扱いがなく。賭けで買ってみましたが、買って良かったです。
「Blu-rayとは一体……」と考えさせられる哲学的な画質に困惑してしまいましたが、原作の雰囲気を損ねることなく、丁寧に映像化されていました。水の描写などはお見事。舟を並べて歌舞伎を鑑賞するシーンなどは幻想的で特に美しく、一見の価値ありです。是非!
6人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2019年2月5日に日本でレビュー済み
尾道出身の大林宣彦監督がスタッフ全員の休暇で柳川に行った際に16ミリフィルムで撮った作品。大林監督お得意の特殊効果による映像はないものの、色彩を抑えてカラーと白黒の中間的な映像が何とも言えないノスタルジックな雰囲気を醸し出していている。

ストーリーは卒論を書きに水路の町にやってきた大学生江口(山下規介)は旧家の貝原家に宿泊し、そこの娘・安子(小林聡美)と仲良くなる。江口は安子と姉の郁代(根岸季衣)とその夫直之(峰岸徹)の微妙な関係を感じるが...。
この三人の微妙な関係に揺れ動く安子の心に江口の存在感が大きくなるところが静かに描かれていて、引き込まれていく。

小林聡美は「転校生」以来2年ぶりの大林監督とのタッグとなるが、「転校生」の明朗活発な女の子と打って変わって戦後の昭和のしっとりとした大人の女性を演じている。
また、舟の船頭三郎役を演じる尾美としのりの安子を見守るようなまなざしがラストのセリフに重みを与えている(尾美としのりのセリフはラストしかない)。
峰岸徹や彼の愛人役の入江若葉の抑えた演技も物語のゆったりとした流れに実にマッチして良かった。
この作品で大林監督は柳川の観光大使となったほど。柳川のロケで古き良き日本の風景と姉妹の心の葛藤を描いた大林監督の隠れた傑作だと思う。

ところで、この作品の撮影は2週間ほどで大変だったそうで、キャストやスタッフは疲労困憊したそうで、死体となって横たわる役の峰岸徹は本当に寝てしまうといったエピソードも有名だ。
17人のお客様がこれが役に立ったと考えています
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2022年4月20日に日本でレビュー済み
原作は昭和34年(1959年)の夏期、福永武彦が『婦人之友』へ3回に分けて連載した短篇小説。

 福岡県筑紫郡出身で幼い頃に東京へ転居後、一度も帰郷しなかった福永が、同じ福岡の見知らぬ地である柳川を架空の町の柳河としてモデル化。
 堀が多くて舟で行き来もする鄙びた町を舞台に、時代の流れから取り残されたような人たちを丁寧に描いた佳作。

 バブル経済へ向かって日本全体が昂揚して行く1983年、原作が提示したテーマを、大林宣彦がどのように解釈してどのように映像化したのかが最大の観処。

 端的に結論から云えば、好くも悪くも大林流。
 俳優も尾美としのり&小林聡美という『転校生』(1982)コンビ、入江若葉や峰岸徹、大林組の常連が登場。
 原作者とダブる大学生江口の役は誰かと思ったら、何と歌手から脚本家に転身して成功したジェームス三木の息子、山下規介ではないか。

 論理を重んじつつ人一倍ナイーブなところもある大林さんが、福永ファンであることに納得が行くものの、ちょっと抒情的に流され過ぎて、抑制が利かなくなっているような場面も少なくないように思える。
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5つ星のうち3.0 高度経済成長期に書かれた短篇小説を、1980年代に映像化する意味とは?
2022年4月20日に日本でレビュー済み
原作は昭和34年(1959年)の夏期、福永武彦が『婦人之友』へ3回に分けて連載した短篇小説。

 福岡県筑紫郡出身で幼い頃に東京へ転居後、一度も帰郷しなかった福永が、同じ福岡の見知らぬ地である柳川を架空の町の柳河としてモデル化。
 堀が多くて舟で行き来もする鄙びた町を舞台に、時代の流れから取り残されたような人たちを丁寧に描いた佳作。

 バブル経済へ向かって日本全体が昂揚して行く1983年、原作が提示したテーマを、大林宣彦がどのように解釈してどのように映像化したのかが最大の観処。

 端的に結論から云えば、好くも悪くも大林流。
 俳優も尾美としのり&小林聡美という『転校生』(1982)コンビ、入江若葉や峰岸徹、大林組の常連が登場。
 原作者とダブる大学生江口の役は誰かと思ったら、何と歌手から脚本家に転身して成功したジェームス三木の息子、山下規介ではないか。

 論理を重んじつつ人一倍ナイーブなところもある大林さんが、福永ファンであることに納得が行くものの、ちょっと抒情的に流され過ぎて、抑制が利かなくなっているような場面も少なくないように思える。
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