現代最高の指揮者の一人、マリス・ヤンソンスの75歳の誕生日祝賀コンサートを完全収録。2003年、バイエルン放送交響楽団の首席指揮者に就任してから15年、ヤンソンスとオーケストラとの親密な結び付きから数々の名演が生まれてきました。そして、この祝賀コンサートは南ドイツ新聞に「湧き上がる喜びと威厳にみちたマリス・ヤンソンスの全てがある」と評されました。当日のプログラムは、ヤンソンスが得意とするストラヴィンスキーの「3楽章の交響曲」、フンメルの輝かしいトランペット協奏曲に始まり、ベートーヴェンのミサ曲がメイン楽曲に据えられました。1807年、エステルハージ公のために書かれた「ミサ曲 ハ長調」はハイドンの伝統を引き継ぎつつ作曲家が旺盛な活力に満ちた時代の作品で、ヤンソンスはバイエルン放送響に優れた独唱者を迎え、この作品を至上の高みに導いています。 「ナクソス・ジャパン」