パスカルズのファンなので興味があり、大林監督の映画は初めて観たのですが、
戦争や震災の事も描かれた映画ですがファンタジックな印象でした。
「野の音楽隊」があの世とこの世をつなぐ妖精のようで、
舞台のような雰囲気でしたがすっとその世界観に引き込まれました。
16歳を演じている安達祐実さんが16歳の少女にしか見えず、変わらない可憐さにびっくりです。
野のなななのか [Blu-ray]
¥13,915 ¥13,915 税込
フォーマット | Blu-ray |
コントリビュータ | 寺島咲, 山崎紘菜, 品川徹, 大林宣彦, 村田雄, 窪塚俊介, 柴山智加, 常盤貴子, 松重豊, 細山田隆人, 内田周作 |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 51 分 |
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商品の説明
大林宣彦監督作品
DVD1枚組
本編:171分
特典映像
・特報 15分程度
・「野のなななのか」予告篇 180秒1タイプ 120秒×5タイプ 60秒×1タイプ
・TVCM15秒 2タイプ
・大林監督インタビュー(50分程度)
発売・販売元/芦別映画製作委員会、PSC、TMエンタテインメント
登録情報
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 80 g
- EAN : 4562374850118
- 監督 : 大林宣彦
- メディア形式 : Blu-ray
- 時間 : 2 時間 51 分
- 発売日 : 2016/4/30
- 出演 : 品川徹, 常盤貴子, 村田雄, 松重豊, 柴山智加
- 販売元 : ビデオメーカー
- ASIN : B01BMXEHR0
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 150,704位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 3,005位ブルーレイ 日本映画
- - 6,904位日本のドラマ映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2018年11月16日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2021年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
尾道 の大林宣彦が、いきなり 北海道の破産しそうな芦別を舞台にして しずかな反戦映画を作りました。
坂道のない北海道をどのように描くか興味がありました。
坂道のない北海道をどのように描くか興味がありました。
2016年8月9日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
80歳近い老人が、こんなに新鮮で若々しく狂った描写を残している。そして、更に現在進行形で進化し続けている。
(自称)クリエーター等と名乗って煽て上げられている全ての作り手は襟を正すべき。 ☆×5億個
(自称)クリエーター等と名乗って煽て上げられている全ての作り手は襟を正すべき。 ☆×5億個
2018年11月8日に日本でレビュー済み
リアルタイムで約4年前に小さな映画館で一度観たきりだったので今回のDVD化は嬉しいかぎりです。
新品は七千円以上するみたいなので今回中古を2千円弱で購入(ゴメンナサイ)
その分、1枚でも多く大林映画の他のDVDを購入しようというのが自分の考えである。
尾道3部作や他の作品たちは勿論既にAmazonさんで購入して持っているが、まだまだ欲しい作品が多々あり。
今、私生活がバタバタしているので3時間近い映画を観るのは困難なので3回に分けて観た。
4年前に一回観ただけなので忘れてる場面もあったが、今度時間を作って何度もゆっくり観ようと思ってる。
常盤貴子演ずる清水信子は形を変えた"さびしんぼう"??。
大林監督はいつも 想い人 死にゆく者 死者に対する想いがある。そして敗戦 反戦の強いメッセージが!
新品は七千円以上するみたいなので今回中古を2千円弱で購入(ゴメンナサイ)
その分、1枚でも多く大林映画の他のDVDを購入しようというのが自分の考えである。
尾道3部作や他の作品たちは勿論既にAmazonさんで購入して持っているが、まだまだ欲しい作品が多々あり。
今、私生活がバタバタしているので3時間近い映画を観るのは困難なので3回に分けて観た。
4年前に一回観ただけなので忘れてる場面もあったが、今度時間を作って何度もゆっくり観ようと思ってる。
常盤貴子演ずる清水信子は形を変えた"さびしんぼう"??。
大林監督はいつも 想い人 死にゆく者 死者に対する想いがある。そして敗戦 反戦の強いメッセージが!
2016年5月5日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
私の県では上映されなかったので、待ちに待った作品。
一回観ただけで理解するのは難しいが、何度も観るうちにその良さが解ってくる作品。
一回観ただけで理解するのは難しいが、何度も観るうちにその良さが解ってくる作品。
2016年2月13日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
大林監督は、わり世間がと勝手に「ファンタジー映画の旗手」のように言われていますが、どんなときにも「戦争」がテーマに絡んでいます。デビュー作「ハウス」の戦地に行ったまま帰ってこない人を想いながら生きてきたおばあちゃんの怨念が、今の平和な女の子たちを食べつくす・・・ことに始まり、「天国に一番近い島」の乙羽信子さん演じる戦死した夫の死んだ海に花を手向けるエピソード、ほか「原爆キノコ」のカットが出てくる映画がフィルモグラフィーにとにかく多い。尾道=ヒロシマ=敗戦少年とみずからを語る大林監督はデビュー前から沿い有為意味では「反戦映画の旗手」であったのです。そしてこの「野のなななのか」は、50年後100年後に残していきたい・・・・未来に評価をゆだねたい映画で、つまり平和な今にはなかなか「理解できない」映画かもしれません。が・・・・終戦のあのラジオ放送のあとにも、まだ戦争が続いていた事実など、なかなか教科書には載ってない歴史が知ることができます。・・・大林監督は、現代のピカソ?なのかも。と最近考えます。
2019年8月13日に日本でレビュー済み
映画が始まって、主人公のおじいさんがすぐに死んで、一見自然豊かな地方の一昔前の家族映画のような物語が続く。だけど、死んだおじいさんが、大げさだけど神様のように存在していて、生きている人たちもおじいさんがいることを意識しているように自分のことを、映画を見ている人に語りかけてくる。この現在の話が一時間半ぐらい続いて、最後のほうでおじいさんの戦争体験の話になるのだが、ここでやっとこの映画の前半部の意味が分かる。おじいさんが生き抜いたから、登場人物たちが生きている現在がある。現実の中に幻想的なシーンが混じっていると思えた演出が、現実の中に見えないけど、過去が生きていて、それが積み重なって現在になっている、おじいさんが感じた愛や罪の意識、体験したいろいろなことが、死んでも現実に残り続けるという意味だとやっとわかる。そう簡単に人の存在は消えないし、死んでも、そう簡単に人が生きた人生は消えない、だからなななのかという風習が素晴らしいということなのだろう。もちろん、そういう意味で、戦争というのも簡単に消えないし、もしかしたら輪廻転生みたいに蘇るかもしれないけど、そうしてはならないという願いは伝わってくる、おじいさんの描いた絵に監督の不安が表現されているのかもしれないけど、それに打ち勝とうとするような登場人物たちの凛とした姿、最近の日本映画にはあまりこういう人物は見られないのが寂しい。
2020年4月1日に日本でレビュー済み
「なななのか」とは四十九日のことである。北海道の芦別市ではそう言うらしい。
長年芦別で医者をやっていた92歳の老人が死ぬ。子供夫婦は皆死んでいるため、孫と曾孫、妹、そして一人の謎の女性が葬儀に集まる。
老人は24歳の時、1945年8月15日に樺太に渡る。そして、16日にソ連軍の攻撃に遭う。多くの人が殺されたが、暫くして老人は芦別に戻ったが全く別の人間になっていた。いったい何があったのか?
戦時中医学生であった老人とその友人、そして友人の許嫁であった女性の青春時代が描かれる。実は許嫁は、1945年8月15日に老人と一緒に友人を救出するために樺太に向かったのだが、帰ってくることは無かった。それが老人のその後の人生を決定づけた。そして、そのことが子供夫婦が亡くなってからの謎の女性の登場につながる。
初七日には、地元の住人もたくさんやってきて大きな宴会になり、老人たちは戦前・戦中の話で夢中になる。彼らにとってはそれが青春時代だった。彼らの話や妹の思い出話から、孫たちにも老人の青春時代の在り方と、その後の老人の生活の在り方がおぼろげながら理解されてくる。
「人は誰かの代わりに生まれ、誰かの代わりに死ぬ」という不思議な言葉からこの映画は始まっているが、その謎ときは映画の最後に明かされる。謎の女性のミステリアスなあり方も。
全てが論理的に説明が付くような展開とはせず寓話的要素を挿入していることが非常に効いている。柔らかく深い説得力を感じた。
ストーリーテリングとは関係なく、15、6人の大人たちが思い思いの恰好で楽器を演奏しながら野山を行進するシーンが何度も登場するが、すごく良い。また、芦別の美しい光景と音楽も非常に効いている。戦争に反対するという姿勢が示された映画であるが、寓話的要素や美しい自然がそれを超えた魅力を与えている。そして、それがその主張にもより深い説得力を生んでいるように思う。
かつて、私はこの監督の講演で、監督が自身をアマチュアと呼び、売ろうと思って映画を作ったことは無いと仰っているのを聞いたことがある。この映画も監督のイマジネーションが具体化した素晴らしい芸術になっていると感じた。終盤に差し掛かったときには、下腹部から胸まで体が震えていた。
この四月にはこの監督の最新作が封切られるという。3年前、余命6ヶ月の宣告を受けてから前作「花筐」の撮影を始めた監督が、今年、もう一つの作品を発表されるとは凄いことである。
長年芦別で医者をやっていた92歳の老人が死ぬ。子供夫婦は皆死んでいるため、孫と曾孫、妹、そして一人の謎の女性が葬儀に集まる。
老人は24歳の時、1945年8月15日に樺太に渡る。そして、16日にソ連軍の攻撃に遭う。多くの人が殺されたが、暫くして老人は芦別に戻ったが全く別の人間になっていた。いったい何があったのか?
戦時中医学生であった老人とその友人、そして友人の許嫁であった女性の青春時代が描かれる。実は許嫁は、1945年8月15日に老人と一緒に友人を救出するために樺太に向かったのだが、帰ってくることは無かった。それが老人のその後の人生を決定づけた。そして、そのことが子供夫婦が亡くなってからの謎の女性の登場につながる。
初七日には、地元の住人もたくさんやってきて大きな宴会になり、老人たちは戦前・戦中の話で夢中になる。彼らにとってはそれが青春時代だった。彼らの話や妹の思い出話から、孫たちにも老人の青春時代の在り方と、その後の老人の生活の在り方がおぼろげながら理解されてくる。
「人は誰かの代わりに生まれ、誰かの代わりに死ぬ」という不思議な言葉からこの映画は始まっているが、その謎ときは映画の最後に明かされる。謎の女性のミステリアスなあり方も。
全てが論理的に説明が付くような展開とはせず寓話的要素を挿入していることが非常に効いている。柔らかく深い説得力を感じた。
ストーリーテリングとは関係なく、15、6人の大人たちが思い思いの恰好で楽器を演奏しながら野山を行進するシーンが何度も登場するが、すごく良い。また、芦別の美しい光景と音楽も非常に効いている。戦争に反対するという姿勢が示された映画であるが、寓話的要素や美しい自然がそれを超えた魅力を与えている。そして、それがその主張にもより深い説得力を生んでいるように思う。
かつて、私はこの監督の講演で、監督が自身をアマチュアと呼び、売ろうと思って映画を作ったことは無いと仰っているのを聞いたことがある。この映画も監督のイマジネーションが具体化した素晴らしい芸術になっていると感じた。終盤に差し掛かったときには、下腹部から胸まで体が震えていた。
この四月にはこの監督の最新作が封切られるという。3年前、余命6ヶ月の宣告を受けてから前作「花筐」の撮影を始めた監督が、今年、もう一つの作品を発表されるとは凄いことである。