TVシリーズ本編35話から最終話までを収録した、仮面ライダー555Blu-ray BOXの第3巻。(本編のネタバレ気にせず書いてるので注意)
【特典について】
まずブックレット(16P)には、収録話の解説、今巻登場及び前巻までのブックレットで紹介されなかったメイン級のオルフェノクの紹介に加え、
「10年目の同窓会」出演のメインキャスト8名以外の、レギュラー&準レギュラーキャラのキャスト陣の簡単な紹介が前半に掲載。
後半には、唐橋充さんと加藤美佳(現・我謝レイラニ)さんのインタビュー(各2P)に加え、
ラスト4Pに、脚本・井上敏樹氏、田崎竜太監督、白倉伸一郎&武部直美プロデューサー4名のスペシャル座談会が掲載。
唐橋さんのインタビューは、撮影当時のエピソードや彼自身のキャラが面白く、
加藤さんのインタビューでは、名前が変わっている理由や、10年目の同窓会で声が擦れ気味だった理由が分かってスッキリしましたw
座談会では、当時の撮影時のエピソード、デザイン、キャスティング、脚本製作等の思い出を楽しく語り合っており、
今回初めて知る当時のエピソードも多く楽しく読めました。あと、やっぱり井上さんのトークは面白いw
映像特典には、本放送時に使われた予告PR集(一話につき四つ)が、各disc収録に加え、disk9にジャンクション集と、
10年目の同窓会Part3<出演者:半田健人・芳賀優里亜・溝呂木賢・泉政行・加藤美佳(現・我謝レイラニ)・唐橋充・村上幸平・原田篤>が収録。
前巻から引き続き、今だから話せる撮影時の裏話で、海堂と啓太郎が金髪になったり、巧の髪型が変わっていた意外な理由(笑)から始まり、
「10年前の半田さんに一言」という振りで、各キャストが当時の半田君の面白エピソードを語るのですが、
当時からビルや歌謡曲への造詣の深さを発揮していたり、加齢臭の成分をメモっていたりと、昔から色んな分野に興味を示す性格だったからこそ、
今の半田君があるんだなという事がよく分かるトークでした。(あと、村上さんと二人でカラオケに行って3時間位一人で昔の歌謡曲歌い続けるエピソードは爆笑したw)
最後は、「皆さんにとっての仮面ライダー555とは?」という振りで、各キャストが555(と役者の仕事)に対する想いを、
10年後の今だからこそ話せる視点で語り合い、綺麗に締めてくれました。555はこのキャスト陣で本当に良かった。
注意:上記の商品の説明では、出演者インタビュー集(多分DVDに収録されてたやつ)が収録予定となっていますが、何故か収録されていませんorz
【本編について】
流星塾の同窓会での惨劇の真相、巧がオルフェノクである事が明かされてから、再び555として戦う決意までが描かれるdisk7から、
最終章10話分が収録のdisk8・9が収録。
正直disk7の話は、今見るともうちょっとコンパクトに纏められただろ、と思うのですが、
40話ラストからの怒涛の最終章は、平成ライダーシリーズの中でも屈指の切なさと熱さ。
それに40話までの『溜め』があったからこそ、ラスト10話の巧のカッコ良さが引き立つのも事実。
流星塾絡みの話も良いのですが、やっぱ自分が555で特に好きなのは、序盤と終盤のメイン6人の人間ドラマなんだよなぁ、と改めて実感させてくれました。
あと、何かとネタにされる草加が死ぬシーンですが、木場が変身したカイザ(自分自身)に殺されるという流れは、
それまでの草加の行動が自分自身に跳ね返って来る表現として、凄く秀逸だし、脚本の井上さんの草加に対する歪んだ愛情表現が感じられて、
数パターンある草加が死ぬシチュの中で、あれ以上に相応しい死に方は無いと個人的には言い切れます。
(その後の、何故か灰化せずに残ってた幼い頃の真理の写真を見つけて、その場の灰が草加の死体だと、
三原もたっくんも一切疑い無く確信する所も含めて大好きw)
ストーリー全体としては、アークオルフェノクやスマートブレインのその後等がぶん投げられて終わっており、
人によっては、後味が悪いと感じる方も居るでしょう。
実際『作品としての完成度』で言えば、クウガ・アギト・W等の方がトータルバランスで勝っていると思います。
しかし、一概に作品としての完成度が高いからと言って、面白いと感じる訳では無いですし、
作品を面白く感じる要因として、『共感・感情移入出来るか』が重要な要素として占める割合がでかい自分にとって、
555が正に、共感・感情移入出来る作品の筆頭候補なんですよね。
「見つけようぜ。木場、三原・・・俺達の答えを、俺達の力で!!」
最終回での台詞が象徴する様に、555で描かれるテーマには『明確な答え』など存在しませんし、実際出しません。
しかし、自分達の現実も、客観的に100%正しい答えなんて存在しない問題が大半の中で、日々を過ごさねばならず、
例え後から後悔する事になる可能性があっても、その時々における自分なりの答えを選びながら生きて行かなくてはならない。
そんな正しい答えが存在しない問題の答えを出さず、(フィクションなんだから出してもいいのに)
視聴者の解釈に任せているからこそ、逆に共感出来るし、
「怖いさ・・・だから一生懸命生きてんだよ・・・!人間を守る為に・・・!」と、決意し、
人間の命と心を守り続けるようとする巧の姿が、眩しく見えるのでしょう。
オルフェノクじゃ無くても、人間は白でも黒でも無い灰色の心を抱えて生きている。
本当に怖いのは、オルフェノクの力そのものより、力に溺れたり、恐れや憎しみに呑まれる心。ジレンマは終わらないし、キリが無い。
でも、だからこそ、夢の守り人が最後に見つけた『夢』が輝いて見えるコントラストに、凄く切なくなるし、熱くさせてくれる。
そんな555のBlu-ray BOXを買った皆が幸せになりますように。
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仮面ライダー555(ファイズ) Blu-ray BOX3<完>
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フォーマット | 色, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | 半田健人, 鈴村展弘, 唐橋充, 田村直己, 芳賀優里亜, 濱田千佳, 石田秀範, 村井克行, 溝呂木賢, 泉政行, 村上幸平, 白倉伸一郎, 栗原瞳, 原田篤, 加藤美佳, 長石多可男, 武部直美, 宇都宮孝明, 田崎竜太 表示を増やす |
言語 | 日本語 |
稼働時間 | 6 時間 13 分 |
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商品の説明
<収録話>
DISC7 第35話―第40話
DISC8 第41話―第46話
DISC9 第47話―第50話
【キャスト】
半田健人 芳賀優里亜 溝呂木賢 泉政行 加藤美佳(現・我謝レイラニ) 唐橋充 村上幸平 原田篤
【スタッフ】
原作:石ノ森章太郎
監督:田崎竜太 長石多可男 ほか
脚本:井上敏樹
【放送期間】2003年1月―2004年1月テレビ朝日系にて放送
【スペック】
●映像特典
◆仮面ライダー555 10年目の同窓会Part3(予定)
<出演者:半田健人・芳賀優里亜・溝呂木賢・泉政行・加藤美佳(現・我謝レイラニ)・唐橋充・村上幸平・原田篤>
◆予告PR集(予定)
◆出演者インタビュー集(予定)
●封入特典:ブックレット(16P)
BSTD08797/19,800円+税/COLOR/本編373分(予定)/2層3枚組(予定)/リニアPCM(ステレオ)/16:9【1080i Hi-Def】(予定)/16話収録
※本編映像は、SD素材を元にアップコンバートし最新のHD化作業を行ったものです。
【販売元】東映株式会社【発売元】東映ビデオ株式会社
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- メーカーにより製造中止になりました : いいえ
- 言語 : 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 160 g
- EAN : 4988101175697
- 監督 : 石田秀範, 鈴村展弘, 田村直己, 長石多可男, 田崎竜太
- メディア形式 : 色, ワイドスクリーン
- 時間 : 6 時間 13 分
- 発売日 : 2014/5/9
- 出演 : 半田健人, 芳賀優里亜, 溝呂木賢, 泉政行, 加藤美佳
- 販売元 : TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)
- 生産者 : 濱田千佳, 白倉伸一郎, 武部直美, 宇都宮孝明
- ASIN : B00FPGNIIU
- 原産国 : 日本
- ディスク枚数 : 3
- Amazon 売れ筋ランキング: - 52,259位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 763位ブルーレイ キッズ・ファミリー
- - 1,015位特撮・戦隊・ヒーロー
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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2014年10月6日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
2016年6月3日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
怪人=オルフェノク゚にも主張があり、生き方があるという描写が本作の特徴だが、終盤はさらにそのテーマが加速し、主人公も実は怪人だったという衝撃の展開が待ち受けている。奇をてらうようで、実は仮面ライダーの原点ともいえる設定であり、ドラマとしても差別の問題なども乗り越えて人間が互いに理解しあえるか、人間の人間たるゆえんは何にあるのか、何をもって友と思い、何をもってヒーローと考えるのか、ドラマは容赦なく切り込んでいく。主人公たちを待ち受けているのは単純なハッピーエンドではなく、苦みを含んでいる。だからこそ、見る側も含めて、人間の暗部と希望を合わせ観て、善悪併せ持つ人間が苦しみながら未来を紡いでいくということを感じさせるラストが秀逸なのである。
2014年5月28日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
アマゾンで購入すると約45000円ほどの商品でしたが、全体にわたってとても楽しめました。
映像に関しては一巻がピークだったと思います。九州の雄大なロケーションと丁寧な555のガジェット描写、美しいオルフェノクの灰化描写。元々ドラマパートが20分でバトルが4分ほどの構成のため短時間に圧縮された戦闘は拘りが感じられ、明らかな手抜き、じゃれあいのように引き締まりのない格闘が少なかったのも評価できます。
ただ映像が鮮明になったため、車載映像などはかなりボケていたり、スタントの顔が鮮明に見えてしまったり、まだまだ発展途上のCG感が否めないなどの欠点もあります。(ジェットストライカー、ブラスターフォームの合成など)
映像特典について、十年ぶりの同窓会はもう一度本編、映画を見返したくなるほど裏話や十年たったからこそ明かせる役者同士の心境などが聞けて面白かったです。それぞれのBDBOXにつく解説書もストーリーのおさらい(そのため本編を見てから読んでください)、役者個々人のディープなインタビュー、最終巻には脚本家、プロデューサーなどの製作者側の座談会が読めます。
ただ映像特典も従来のDVDのようにバトルシーンだけをピックアップして見れるような項目があったり、ライダーのスペックやベルトの解説が盛り込まれてほしかったです。
作品の内容はネットの平成ライダー最高傑作という評判に違わぬ内容だと思います。ただあまり関係ないですが個人的に感心したのが本ボックスにおける話の切り方。一巻のラストは主人公乾巧が戦うことを決意するものでまとまった終わりになっていて、二巻のラストはその巧に重要な秘密が明かされるだけ明かされて「次にどうなるの?」と期待をそそらせられます。そのため三巻目はどのディスクにどの話が入っているか分からないくらい一気に見てしまいました。
次は早くも龍騎が登場らしいです。動画配信サイトなどで平成前期は結構放送されていたので、まずは基盤を固めた前期四作のアギトやクウガもBOXで出してほしいです。
映像に関しては一巻がピークだったと思います。九州の雄大なロケーションと丁寧な555のガジェット描写、美しいオルフェノクの灰化描写。元々ドラマパートが20分でバトルが4分ほどの構成のため短時間に圧縮された戦闘は拘りが感じられ、明らかな手抜き、じゃれあいのように引き締まりのない格闘が少なかったのも評価できます。
ただ映像が鮮明になったため、車載映像などはかなりボケていたり、スタントの顔が鮮明に見えてしまったり、まだまだ発展途上のCG感が否めないなどの欠点もあります。(ジェットストライカー、ブラスターフォームの合成など)
映像特典について、十年ぶりの同窓会はもう一度本編、映画を見返したくなるほど裏話や十年たったからこそ明かせる役者同士の心境などが聞けて面白かったです。それぞれのBDBOXにつく解説書もストーリーのおさらい(そのため本編を見てから読んでください)、役者個々人のディープなインタビュー、最終巻には脚本家、プロデューサーなどの製作者側の座談会が読めます。
ただ映像特典も従来のDVDのようにバトルシーンだけをピックアップして見れるような項目があったり、ライダーのスペックやベルトの解説が盛り込まれてほしかったです。
作品の内容はネットの平成ライダー最高傑作という評判に違わぬ内容だと思います。ただあまり関係ないですが個人的に感心したのが本ボックスにおける話の切り方。一巻のラストは主人公乾巧が戦うことを決意するものでまとまった終わりになっていて、二巻のラストはその巧に重要な秘密が明かされるだけ明かされて「次にどうなるの?」と期待をそそらせられます。そのため三巻目はどのディスクにどの話が入っているか分からないくらい一気に見てしまいました。
次は早くも龍騎が登場らしいです。動画配信サイトなどで平成前期は結構放送されていたので、まずは基盤を固めた前期四作のアギトやクウガもBOXで出してほしいです。
2015年1月30日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
以前から気になっていて、渋っていた作品なので、まとめて購入しました。
2014年6月27日に日本でレビュー済み
Amazonで購入
Blu-rayなのでグラフィックは申し分ないですし、出演者のインタビューなどファンには嬉しい内容となっています。
2019年2月9日に日本でレビュー済み
555 TV放映前の番宣を視て、次の仮面ライダーの顔が真ん丸になって変、って知人が言っていたが、TV放映で容姿を視ると、仮面ライダーの造型を継承しながら宇宙的で卓越していると感じ入った。CGも一段と進化。
いい者vs悪者という紋切り型構図を崩したのはいいが、最終話は唐突な終わり方で視聴者は置いてけぼりをくらった。劇場版の方がストーリーは破たんせず、まとまっている。
カイザ役の草加の殺され方が、余りにもむご過ぎ。のちの「牙狼」出演の、藤田玲は北崎役。
いい者vs悪者という紋切り型構図を崩したのはいいが、最終話は唐突な終わり方で視聴者は置いてけぼりをくらった。劇場版の方がストーリーは破たんせず、まとまっている。
カイザ役の草加の殺され方が、余りにもむご過ぎ。のちの「牙狼」出演の、藤田玲は北崎役。
2015年3月30日に日本でレビュー済み
オルフェノクに未来は無く「王」と呼ばれるそれはオルフェノクの捕食者だった。絶体絶命の窮地から生還した子供の中から「現れる」と予言されていた「王」は鈴木輝男という少年の中から発現。何とも救いの無い話ではないか?
皮肉なことに、3本のベルトは「王」の守護者の役割を果たし、輝男という子供を犠牲にしなければ「王」は倒せない。
あえて救いがあるとすれば冴子が輝男の傍らで守役を果たしていくことを決心したことか。
この物語を振り返るとき、「夢」を語ることを忘れてはならない。真理には美容師、海堂はギタリストそして、木場の諦めた人間との共存を志す。木場には恋人智恵に裏切られ人間との共存を願うが最期にはオルフェノクの未来を目指す、啓太郎は世界を真っ白に洗いあげる夢がある。結花にはいじめられる生活に立ち向かう強さを持たなくてはならなかった。力にすがり、力に折れた存在だったのかも知れない。そんな凶状持ちの彼女を抱きしめた啓太郎の真心により人の気持ちに立ち返った最期・・。
そして巧はラストシーンで「夢」を見つけたという。切ない、悲しい気持ちになった。
オルフェノクは「死に至る病」と云われた。
「夢は呪いのようなものだ。呪いを解くためには夢を叶えるしかない・・。だが、途中で夢を諦めなくてはならなくなった時。人は夢に呪われながら生きてかなくちゃならない。」
ではファイズの守った世界には「夢」が満ち溢れているのだろうか?
夢と挫折と希望を繰り返す世界を巧達は守ったのだと思う。木場が青い炎に消える時、彼は絶望の淵にあったのか?
乾巧に託した希望が彼の胸中に去来した筈だと思う。
琢磨クンの決心もひとつの結末を飾る希望であると思う。とても素晴らしい物語でした。
NEXT555 dビデオスペシャル 仮面ライダー4号[ブルーレイ+DVD] [Blu-ray ]
皮肉なことに、3本のベルトは「王」の守護者の役割を果たし、輝男という子供を犠牲にしなければ「王」は倒せない。
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オルフェノクは「死に至る病」と云われた。
「夢は呪いのようなものだ。呪いを解くためには夢を叶えるしかない・・。だが、途中で夢を諦めなくてはならなくなった時。人は夢に呪われながら生きてかなくちゃならない。」
ではファイズの守った世界には「夢」が満ち溢れているのだろうか?
夢と挫折と希望を繰り返す世界を巧達は守ったのだと思う。木場が青い炎に消える時、彼は絶望の淵にあったのか?
乾巧に託した希望が彼の胸中に去来した筈だと思う。
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他の国からのトップレビュー
Wong Nicolas Yui San
5つ星のうち4.0
Great quality
2017年11月6日にアメリカ合衆国でレビュー済みAmazonで購入
good condition! thumbs up!