戦場のピアニスト 公開10周年記念 スペシャル・コレクション [Blu-ray]
フォーマット | 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン |
コントリビュータ | ミハウ・ジェブロフス, エイドリアン・ブロディ, エミリア・フォックス, ロマン・ポランスキー, トーマス・クレッチマン, エド・ストッパード |
言語 | 英語, 日本語 |
稼働時間 | 2 時間 29 分 |
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商品の説明
日本初公開から10周年記念!ロマン・ポランスキー監督の生涯最高傑作とも称される『戦場のピアニスト』(アカデミー賞主要3部
門受賞作)が、初収録となる約55分の貴重な特典映像を新たに加え、永久保存版としてリリース!
★日本公開10周年記念!超貴重な特典映像を初収録して、スペシャル・コレクション仕様で発売!
★全世界が涙した真実に基づく物語!
【ストーリー】1939年、ナチスドイツがポーランドに侵攻したとき、シュピルマンはワルシャワの放送局で演奏するピアニストだった。
ワルシャワ陥落後、ユダヤ人はゲットーに移住させられ、飢えや無差別殺人に脅える日々を強いられる。やがて何十万ものユダヤ人が
強制収容所へ移されるなか、シュピルマンは奇跡的に死を免れ、ワルシャワ蜂起を目撃する。必死に身を隠し、ただ、生き延びることだけを
考えるシュピルマン。だが、ある晩彼は遂にひとりのドイツ人将校に見つかってしまう・・・。
【キャスト】エイドリアン・ブロディ、トーマス・クレッチマン、エミリア・フォックス、ミハウ・ジェブロフス、エド・ストッパード
【スタッフ】監督: ロマン・ポランスキー/製作: ロベール・ベンムッサ 、ロマン・ポランスキー 、アラン・サルド/共同製作: ジーン・グトウスキー
製作総指揮: ティモシー・バーリル 、ルー・ライウィン 、ヘニング・モルフェンター/原作: ウワディスワフ・シュピルマン/脚本: ロナルド・ハーウッド
撮影: パヴェル・エデルマン/音楽: ヴォイチェフ・キラール
【特典】※初回版は生産終了しました。
《特典映像》(約126分)
※☆は初収録特典(約55分)
☆アンジェイ・シュピルマン(息子)のインタビュー
☆ダニエル・シュピルマン(孫)のインタビュー
☆脚本家ロナウド・ハーウッドのインタビュー
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・インタビュー集(ポランスキー、ロナウド・ハーウッド、エイドリアン・ブロ
ディ、トーマス・クレッチマン)
・撮影風景
・ストーリー・オブ・サバイバル(『戦場のピアニスト』の舞台裏)
・ウワディスワフ・シュピルマン ピアノ演奏
・予告編集(オリジナルx3+日本版x2、日本版TVスポットx2)
・「シュピルマンをめぐる事件 1939-1945」インデックス(静止画)
・プロダクションノート(静止画)
《初回限定特典》 ※初回版は生産終了しました。
・特製ブックレット(32P予定)
・オリジナルスリーヴケース
登録情報
- アスペクト比 : 1.78:1
- 言語 : 英語, 日本語
- 製品サイズ : 25 x 2.2 x 18 cm; 120 g
- EAN : 4907953042995
- 監督 : ロマン・ポランスキー
- メディア形式 : 色, ドルビー, 字幕付き, ワイドスクリーン
- 時間 : 2 時間 29 分
- 発売日 : 2013/3/2
- 出演 : エイドリアン・ブロディ, トーマス・クレッチマン, エミリア・フォックス, ミハウ・ジェブロフス, エド・ストッパード
- 字幕: : 日本語
- 言語 : 日本語 (Dolby Digital 5.1)
- 販売元 : Happinet(SB)(D)
- ASIN : B00AA4G8RK
- ディスク枚数 : 1
- Amazon 売れ筋ランキング: - 23,127位DVD (DVDの売れ筋ランキングを見る)
- - 148位外国の戦争映画
- - 1,997位外国のドラマ映画
- - 2,463位ブルーレイ 外国映画
- カスタマーレビュー:
-
トップレビュー
上位レビュー、対象国: 日本
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クライマックスで、シュピルマンがバラード第1番を弾くシーンだけも何度観たかしれない。この曲は映画を初めて知る前後にマウリツィオ・ポリーニの全曲集で痛く感銘を受け、さらにルービンシュタインの全曲集(スケルツォ4曲も含む)も聴いたのだが、…この映画のシュピルマンの一部カット映像の方を遥かに多く、繰り返し観ている。
それだけこの映画は衝撃的だ。
ポーランド人達の絶望的なワルシャワ蜂起がナチスドイツにより、無惨に弾圧されるシーンは、どの戦争映画より、どのナチスや全体主義を叙述した書籍よりも、全体主義の有無を言わさぬ残酷さを、…我々現代人に突き付ける…
ドイツ人将校とポーランド人ピアニストの奇妙な連携が、唯一映画の救いだが、大半はポランスキーが語る様に実話に基づくと聴き更に驚愕し、最後ドイツ兵が無事帰還を果たせなかったテロップを読み、何とか救えなかったか、多くの視聴者が、もう1つのスターリニズムを想起する事になる…
日本人にとりシベリア抑留60万人、うち判明しただけで6万人の死者の遺骨の収拾もままならない状況を、否が応でも想う。
敗戦後、ポーランドとドイツは明暗を分けたかに見えるが、スーツ姿のシュピルマンは、今度はソ連の重圧下の冷戦下で、しかもポーランドの共産党一党独裁体制下に適応して生きざるをえない訳で、このエンディングは、先の長いまだ終わりの始まりに過ぎない。
先の大戦で日本は広島長崎の原爆投下、東京大阪はじめ70余都市を空襲で焼かれ、突如参戦したスターリンのソ連により、満洲、南樺太、千島はじめ筆舌に尽くしがたい悲劇の当事者となり、いまだ平和条約も国境線確定もないまま76年を経てしまった…
この映画は、大幅に西に移動させられたポーランドにとっても、領土を大幅に失った全体主義を経験したドイツにとっても、さらに主人公2人の未来を確定付けたソヴィエトロシアにとっても、ソ連からいまだ北方領土を取り返せない日本人にとっても、喉に刺さったままの現実を突きつける。
傑作中の傑作だが、2位と言うのは、映画の突きつける現実が誰にとっても解決しない余りにも重い現実を突き付けるため、そうそう何度も見返す事が出来ないからだ。
シュピルマンがユダヤ人と知っても冷静に観察し、ピアニストだと知ると何か弾いてみろと促す
戦争という抗えない場所で指揮を取ってはいたが、人としてデキてる人物だったのだろう
ここでお粗末なピアノを聴かせたなら話はまた違っていたかもしれないが、この日から将校はシュピルマンに食料を運ぶようになる
やがてドイツ軍はソ連に制圧され、ポーランドは解放された日、人々の前に姿を見せたシュピルマン
「きゃー、ドイツ兵よ!」ダンダンダン
将校からもらったドイツ軍の上着を着たままふらふら出ていくやつがあるかい!
せっかくもらった命なのに、助けてくれた将校の上着が仇となりここで非業の死を遂げるわけか
生き延びたという結末を知らないから、そう思っちゃったね
将校はドイツ軍の撤退を告げに来た日、寒さに身を縮めるユダヤ人に自分の上着を与えた
戦争が終わったら必ずラジオで演奏を聴くと約束した将校だったが、しかしそれは叶わなかったはずだ
観たいと思った時は、絶版になっていたのか手に入らず、最近になって再販されたようです。
中だるみせず一気に見せます。
ワルシャワをナチス・ドイツに占領され、なすすべもなく翻弄される様が、個人の目から見た流れで進んでいくので、とても分かりやすいです。
最後のほうで主人公は、隠遁生活をドイツ将校ホーゼンフェルトに見つかり、職業はと訊かれ「ピアニストでした」と答えます。
すると、隣の部屋にあるグランド・ピアノで何か弾けと言われます。
ここで弾いたのは、実際はノクターンの20番だったそうですが、映画ではバラード1番ト短調23番になります。
なぜ曲を替えたのでしょうか。
それは私個人的に思いますには・・・
ノクターン20番は比較的淡々と進んでいきますが、バラード1番の方は最初はゆっくり、そして後半は激しさとスピードを増して行きます。
シュピルマンは最初は手もかじかんでいて、なかなかすぐには弾けません。何を弾こうかなと考えていたかもしれません。
そしてバラードが始まりました。
最初はおそろしくゆっくりなので、ホーゼンフェルトの表情は
(こいつ本当にピアノが弾けるのか?)
という風に見えます。
ちょっとしてからホーゼンフェルトはピアノから離れて、椅子に腰掛けます。
(うむ。まあまあ弾けるみたいだな。まんざら嘘でもないようだ)
と思ったようです。
シュピルマンの、薄暗がりの中で姿勢正しくピアノを弾く姿は、人間個人の尊厳を感じさせるようで、とても美しく見えます。
ホーゼンフェルトは、ハッとして見入っているような表情です。
そして曲が激しく展開する辺りでは、ホーゼンフェルトの表情はとても感動している表情で、それが全てを物語っているようです。
(人間とは素晴らしい存在なのだ。悪いのは戦争なのだ)
こんな流れをポランスキー監督は強調したかったのではなかろうかと思います。
最後のこの短い場面で、静かでありながらも大いに胸を揺さぶられます。
戦争が終わってから、シュピルマンがラジオで演奏している最中に、友達が訪ねてきます。
それに気付いたときの、エイドリアン・ブロディーの素敵な笑顔!
悲惨な戦争の中にも愛を感じて涙するいい映画です。
最後の廃墟のシーン、タイムトリップしそうになった。