アマゾン掲載レビューは多数違う作品の物が混じっていて注意。私のコメントが本来の物です。スウェーデン・ロイヤル・バレエのくるみ割り人形には、スエーデンの児童文学「ペッテルとロッタのクリスマス」が盛り込まれていて、これを理解しないとストーリーは理解出来ません。ペッテルとロッタは兄妹です。そしてブルー叔父さんちの女中(Marie Lindqvist)が2幕で王女に、炭焼き職人が2幕で王子になります。
なぜこの作品を敢えてTDKが国内版で発売したか意味不明だったが、終盤に至り、Marie Lindqvistのグランパ、ヴァリエーション、コーダを観てやっと判明。ジャケット写真ではその美しさは片鱗しか分からないが、映像を見てビックリ。Marie Lindqvistは、長身?美人で、男性が好みそうなプロポーション。普通長身?だと、演技の繊細さが減殺されるが、ここまで美しく息を飲むようなパ・ド・ドゥはなかなかお目にかかれない。このグランパ、ヴァリエーション、コーダを見せるために敢えて採算度外視で販売したものと思われる。因みに私はバレエDVDは400枚以上。白鳥の湖20枚以上、くるみ割り人形も20枚以上と見比べて評価してます。タイトルに敢えてby Marie Lindqvistと表記してあることの意味が分かりました。海外のPAL版より、国内版の方が映像がキレイです。国内版は日本語解説書付きです。WikiではMarie Lindqvistのマノン映像が見られます。Marie Lindqvistに並ぶ長身美人実力派は、パリ・オペラ座のマリー・アニエス・ジローしか思い浮かびません。